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イタリア旅行・フィレンツェでの私の行動は悪質か否か?②-10エピソード 4月19日

 Galleria degli Uffizi Firenze (Ⅱ)

 ルールとマナーは守りましょう!
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d0083265_02958.jpg  確信犯・イボイノシシの供述書
 2008年4月19日(土)午後1時13分頃
とすかーな州、ふぃれんつぇ市のうふぃっつぃ美術館の館内において、大胆不敵にも厳禁されている展示美術品の写真撮影を強行した、じゃぽねのイボイノシシという男の供述を、詳細に掲示するものである。
 その原因と動機を検証する。一体何が彼を愚行に駆り立てたのか??

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 私、イボイノシシは、普段人一倍法律やルールを厳格に守る人間だと自負しております。
電車の中や禁止された場所で携帯電話を使用しない、禁煙場所で喫煙しない、飲酒運転など持っての外、やってはいけないことは絶対にやりません!決められたことは厳格に守る!約束時間も守る!ブログ毎日更新も守る!これが私の人生の指針であります。
 なにしろ血液型がA型ですから・・

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 同行の妻が行方不明!
 4月19日は、土曜日と言う事もあってかウフィッツィ美術館は大変な人出でした。
日本で予約していたので安心していましたが、予約入り口にも長蛇の列が出来ていました。少し離れた場所に腰掛け、方向音痴の妻(七面鳥)に何度も説明をしました。
「3番窓口で受付を済ませて、チケットを受け取ったら1番の予約専用ゲートから入場するからね、はぐれないように俺の後にシッカリ付いてくるように」
口が酸っぱくなるほど何回も言ってきかせました。

d0083265_2127713.jpg 大勢の観光客で混雑する1番ゲートに並んで順番を待ちました。暫くしてふと後を振り向くと、後ろにいるはずの妻がいません!「また病気や!寄りによってイタリアまで来て発病するなよ!」
 うちの嫁はんは、昔から妙な「癖」があり、スーパーやデパートなどで突然姿を消すという行為をよくやります。同行者が慌てて探し回る姿を見て楽しむという、チョットやっかいな病気です。
 その場所に暫く留まり、移動する事はありえない、というシチュエーション(状況・局面)で、時々発病します。

d0083265_2131197.jpg もう慣れっこなので、日本にいる時はわざと無視してベンチなどに座っていると、さも偶然のような顔をして近づき『あら!こんなところにいたの・・』てな調子。
 しかし今回は状況が違います、流石にプッツン!と切れました。


大きな声、日本語で「XX子!XX子!」と七面鳥夫人の本名を叫び続けます。
これで私の血液は大量に頭の方に集まってきました、イタリア人が笑っています。

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d0083265_21375763.jpg とにかく並んでいたゲートを離れて探しに行きます。
美術館の端の方には入館をあきらめたのでしょうか、スィニョリーナが似顔絵を描いてもらっていました。
一般入場者の行列の中間あたりで、七面鳥を捕獲しました。

「これが、今になって思えば、イボイノシシの大暴走のキッカケになったかもしれません」

出発前に子供たちから『旅先では絶対に喧嘩をしないでね』と言われているので、
ここはグッと我慢です。再び予約入場者の列に並びます。七面鳥を前に立たせて・・

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 20分ほどしてようやく入り口をくぐります。
中では空港の手荷物検査と同じ内容で、ボディチェックを含めて一人一人確認をされています。係官の後ろには持ち込み禁止の内容が絵に描いて張られています。ペットボトルや傘、ナイフ、食料品などは没収です。
カメラの絵にバツ印が描かれていますが、イボイノシシのビデオ・デジカメは検査をパスしました。検査が終ると改札を抜けて、2基あるエレベーターで3階の回廊へ移動します。

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 エレベーターを降りてすぐの展示場1室に入ります。沢山の宗教画が展示されています。
入り口の横に監視の係員(女性)がいるのですが、入場者の行動を監視するどころか折りたたみの椅子に腰掛けて携帯電話でおしゃべり中です。
日本の東京国立近代美術館や京都国立近代美術館なら、ガードマンが直立不動で後ろ手に組み、眼光鋭く注意を払うところですが、えらい違いです。
 試しに腰のあたりにビデオを構えて撮影を開始してみました。

d0083265_21524937.jpg どこを撮影しても誰にも何も言われません。それどころか無視されているようです。
お腹が空いて来たので、作品鑑賞と撮影を途中で止めて「コの字」の建物の最北端までやってきました。
イノシシの彫像を見て左に進むと、カフェがあります。
そして前回紹介した、ビールとワインの昼食となったわけです。

   「イボイノシシ大暴走の第二のキッカケでござりましょうか・・・」
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d0083265_2202296.jpg 開放的な空と、世界遺産の街フィレンツェ、それにトスカーナの美しい丘陵を観ながら飲むアルコールは、気分をハイにしてくれます。同時に理性も少々狂わせます。
 大体、美術館の中であのように多種類のアルコール飲料を販売しても良いのですかねえ~

 ほろ酔いで気持ちが大きくなった私は、その後まるでテレビ局のカメラマンのように堂々と目の前にビデオカメラを構えて、展示作品の撮影を続行したのでありました。
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 そして私は、勢いのまま運命の10-14室へと入っていったのであります。
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憧れの「ヴィーナスの誕生」は、強化ガラスに守られて、私に微笑みかけています。
ガラスに天窓の光が反射して、より幻想的に見えました。

その時、怖い顔をした係官のおばさんが「NO!」と、叫びながら私の撮影を中止
させたのであります。
さすがに、世界有数の絵画を担当している係官だけあります。(^^;)
しかし、私がおばさんに説教されている間に、それまでおとなしく絵を鑑賞していた
アメリカ人やイギリス人、イタリア人に中国人、それに日本人とインド人らしき連中
が一斉にカメラ(携帯も含む)を取り出して、バシャバシャ!カシャカシャ!と撮影
し始めました、これにはおばさんも両手を広げて天井を眺めていらっしゃいました
 結局この先撮影は厳禁!と、厳重注意でカンニンしてもらいました。


d0083265_0463750.jpg 「いたちの最後っ屁!」じゃないけど、出口のところにあった彫像のレプリカをカシャ!その後回れ右をして、ウフィッツィ美術館に一礼「ご迷惑をおかけしました」とお詫びして裏口を出ました。



d0083265_050187.jpg 裏口には女の子が待ち受けていて、観光のチラシを配っています。
表の顔とは全く違ウフィッツィ美術館の素顔を見たような気がしました。ウフィッツィというのは「事務所」という意味。

裏口を取り囲む塀に展覧会のポスターが描かれていますが、落書きだらけ!

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 こっちゃのほうが、よっぽど悪質やで!

 2003年頃まで、ウフィッツィ美術館ではフラッシュを使わないことを条件に写真撮影は自由でした。その後他の観賞客を無視して三脚を立てて長時間撮影に没頭する者などが増えてきて苦情が続出したため、カメラによる撮影が中止になりました。

 ラファエロが尊敬するレオナルド・ダ・ヴィンチのアトリエや製作現場で、スケッチブックに素早く模写したのは有名な話です。後にそのスケッチが幻の大作「アンギリアの戦い」の発見に大いに役立ったわけです。

 「美を愛する者は本能的に美を取り込もうとする。これは自然の行動である。」

 しかし、今回のイボイノシシの行動は褒められたものではありません。
 旅の恥は掻き捨て的な行動は、慎むべきと思われる方も多いかと思います。
 言い訳をする気はありませんが(十分言い訳してる・・・てか)

 今後はこのような破廉恥な行為はやめようと思っています。
 今回に限り大目にみてください。

 だって、生きているうちに再びフィレンツェを訪れる機会は殆ど無いのですから・・・

by mahalotakashi | 2008-05-08 00:01 | mahalo@夢旅