
イボイノシシです。
いやぁー、シッチャカメッチャカと言うのはこう言うことなんですね。永く生きていると、
こんな異常な経験ができるものなのですね。
北朝鮮の将軍より獰猛で粗っぽい人間が日本に存在することを
世界のメディアは気がつかないのでしょうかね。
それでは、
<第二部・熱帯魚・180歳の亀・暴走族襲撃>
勇気を持って読んでください。

次に訪れたのは熱帯魚の店。
今家にある水槽や小物はすべてこの三角屋根の店で
購入した。久しぶりに店内へ入った、少し様子が違う。
以前は店の奥に色とりどりの魚の泳ぐ水槽が50くらい
あったが、今は大金持ちのリビング風で、品の良い
水槽が、7~8ケースあるだけ。
『お客様がお見えになるので、2~30匹くらい魚を増やしたいの、ホホホホ・・』
七面鳥夫人の声を後ろに聞きながら、イボムスメとイボイノシシ、水槽の前へ
華やかな美しい尾びれの熱帯魚達が優雅に泳いでいる・・
水槽をうっとり見入ってるイボムスメの視線が水槽の右上の値札に移った瞬間
彼女の目が飛び出した!確かに飛び出した.
普段でも結構目が出てる彼女だが、顔面から5センチくらい眼球が飛び出た。
『ははは・・何を驚いてるねん、イボムスメ・・』立ちすくむムスメの肩越しに値札を見た。
ナンチャラカンチャラ(よく覚えていない)フィッシュ、一匹・5000円!
隣の水槽見る、 何かの間違いやろ、 一匹14000円!!
ひざがガクッ!思わず娘の肩につかまった。
『20匹買ったら、28万円!やないか!帰ろ!』
店員とお喋りしている七面鳥の手を引いて大慌てで店を出た。

国道171号と交わる手前の駐車場もなにもない
ペットショップに到着。ショックのイボムスメ、
車出る気もしないのか、『私、ここで待ってるわ』
店の中に入る、カージナルテトラ、一匹200円
めちゃくちや安い気がする・・『20匹ちょうだい、水草もね』
言い残して店の外へ出る。
店の中、完全に西宮のオバハンに戻った七面鳥の声が
聞える。
『ちゃんと、20匹数えてよ!あっ!その水草枯れてるわ、隣の入れて・・』
店の外へ出た、出入り口の傍に無造作に置かれた青いボックスに亀がいた。




上から覗き込む、首をすくめるでもなく、堂々としている、威厳がある。
『なんや!おっさん!なにか用か?』 と言う風にわたしを睨みつける。
思わず喋ってしまった、亀に、「そんなとこに入れられて頭にくるやろ?」
『うん、そやねん』 確かにうなずいた。 本当に・・・
ブツブツ言いながら七面鳥婦人が店を出てきた。
イボイノシシと亀を見るなり、聞いてもいないのに喋り始めた。
『お父さん!その亀、80万円するんだって!』
『今、17歳で、180歳まで生きるそうよ、店の人言ってたわ』
『私達が死んでも、この亀君、生きてるのよ、アハハハハ!!』
(多分、お前も生きてるやろ、)・・又、亀がうなずいた。
ともかく、買い物もなんとか済ませて、3人はオアシスに戻った。

新しい住人(熱帯魚)を放つ。

これから繰り広げられる、彼女達の傍若無人な振る舞いを予想もせずに・・・
オアシスは静かだ、オラン(管理人)は今日はお休み。
女暴走族の暴走を止められるのは、いったい誰だ!!
オアシスの住民達は固唾を飲んで見守っている。
ドッドッドッドドドドド・・ブオウン!バリバリバリ!!ブルブルーン!
『き・き・来よった!地獄のライダー、女暴走族や!!』
本当の音は、こんな感じ。 カタカタ・コトコト・キュッキユッ・キユッキユッ!
それでも、ヤッパリ来よった!ボクさまとピンキー


ジィジィ-たらいまぁ!!(只今)
ジジ・ウッ!パッ!ブゥー!
ジィジィ(爺々)もう死にそやわ! カンベンして、この続きは明日・・
なんとかなるんかいな、なんとかならんかも・・・・

▲ by mahalotakashi | 2006-10-11 00:28 | mahalo@西宮