トルコ料理屋・サクルエブ(芦屋川) 2008年4月3日
土耳古料理屋 サクルエブ SAKLIEV
ご存知でしたか、イボイノシシはチーットも知らなかったです(^^;)
今日はその土耳古のトルコ料理を食べに、七面鳥夫人と一緒に
阪急芦屋川駅まで足を延ばしました。
芦屋川駅の北側にホームと並行して小さな商店街が軒を並べています。
西の外れにトルコ国旗を飾った民家があります。それがサクルエブです。
正面(写真上)は料理店というより雑貨屋さんのような感じ。
それもそのはず、このお店のオーナーで
トルコ人のコヌックさんは昔トルコの物産店を経営されていた方なのです。
ドアを開けて店内に入ると、外観とは異なりまさにトルコの雰囲気ムンムンでした。
こちらオーナーのコヌック・シェネルさん。
若い人や女性の多い客層のお店に少々場違いの感じがするイボイノシシたちに少し戸惑っていらっしゃるよう。
テーブルの上を整理する際、調味料や爪楊枝の器をガチャガチャと床に落としてしまいました。そんなに緊張しないで・・怪しいものではありませんから(^^;)
イボイノシシが着ているパキスタン製の、
山羊皮のジャケットが、柄悪く見えるのでしょうか・・・
ランチは3種類、ドネルケバブ、日替わりセット、こだわりカレー牛筋肉入り
いずれもお値段はリーズナブルで¥1,000、日替わりとドネルケバブにしました。
スープはレンズ豆だそうです。七面鳥夫人が白いパンを指差しながら『これナンと言うの・・』とオーナーに尋ねると「パンです」の答え。どうもお互いぎこちない。
ここで改めて「なんとかなるさブログ」の名刺を差し出し取材のお願いをすると、オーナー・コヌックさんの表情が急に優しく柔和になりました。
ホッとしたような顔で「このパンはトルコではエキメッキと言います、バゲットタイプやドーナツ型、それと此処のようにナンに近い、もっちりタイプがありますよ」流暢な日本語で応えてくれました。
最初から名刺出しておけばよかった(^^;)
ドネルケバブというのはトルコ語で、
Doner(回転する) Kebap(焼いた)という意味合いで、文字通り専用のグリル機(ロースター)で大きな肉のかたまりを焼いて、サーベルのような長いナイフでそぎ切る、トルコ独特の焼肉料理です。
他に、バーベキューの元祖、シシカバブーなども有名です。トルコ語では、シシュ・ケバブ、シシュは串の意味だそうです、色々勉強できました。
普通ドネルケバブといえば、ラム肉(ひつじ)を連想しますが、サクルエブではラムとビーフを交互に重ねて焼いているそうです。
ドネルケバブセット(そぎ切りされた焼肉に香辛料がタップリ)
日本人好みの味付けです。物足りない人は肉の横に一緒に付いてくる
「からしペースト」をどうぞ!というシステムです。
これにはかなり熟練のテクニックが必要、それに常にロングナイフを研い
でいなければならないそうです。店の奥でシュッ!シュッ!とナイフを研ぐ音
が聞こえてきます。
まさにトルコ味の妙味が味わえます。
カリフラワーとパプリカに干し海老をジックリ煮込んだトルコの家庭料理。
ピラウとよくマッチして美味しかったです、これもそんなに香辛料がきつい
ことはありませんでした。
しまうものもありますが、初めてのトルコ料理はなんの抵抗も無くいただけ
ました。
素材や調理法がハッキリわかり日本人の味覚に合っているからでしょうか。
独特の濃い紅茶はまだ見ぬボスポラス海峡やトプカピ宮殿、カッパドキア
への憧れの気持ちを掻き立ててくれます。イタリア旅行のついでにトルコ
へも行ってみようかな・・帰ったら会社のデスクが無くなってるかもね・(笑)
裏手のキッチンのすぐ前を阪急電車が走っています。
店内にはトルコのアクセサリーなども展示販売されていて、エキゾチックな雰囲気。
夜はうまくいくとコヌックさんの歌や、サズ(撥弦楽器)の演奏が聞けるかも知れませんよ。
昔、江利チエミが歌った「ウシュクダラ」という曲がコヌックさんのお得意曲らしいです。
- 土耳古料理屋 サクルエブ -
住所 兵庫県芦屋市西山町1-2
TEL 0797-22-8519
営業時間 11:30~14:30(LO)、 17:30~21:30(LO)
休日 (月) 座席 22席 駐車場 (近くに24時間Pあり)
平均予算 [昼]1000円 [夜]3000円
交通アクセス 阪急線芦屋川駅より徒歩2分
←ぽちっ! (^^;)
サクルエブ
by mahalotakashi | 2008-04-03 00:01 | mahalo@食卓