かりんとう と デコポン 2008年3月22日
[イボイノシシの創作童話]
続・海老で鯛・・・で、なかった、くぎ煮で、かりんとう と、デコポン。
むかあ~しむかし、にしのみやのかぶと山のふもとに七面鳥の七子という娘がくらしていました。
七子は働き者で甘いものが大好きな活発な
女の子でした。(^^;)
時々ボーイフレンドのイボイノシシという男の子と一緒に近くの甘味どころにでかけるのですが、いつも物足りなさを感じていました。
イボイノシシはあまり甘いものが好きではないようでしたから、七子はいつも気を使っていました。
毎年梅の花が咲くころ、七子は魚屋の源さんから「いかなごの生新子」をわけてもらい、
お家のかまどでくぎ煮を作ります。
出来上がったくぎ煮を、七子は売ったりせずに
遠くに住むお姉さまや、近くの友達や知り合いに惜しげもなくプレゼントしていました。
そんな七子を見守っていた、
いかなごのくぎ煮の神様は
七子の好物をどっさり与えてくれましたとさ。
めでたし、めでたし・・
というわけで、七面鳥夫人にそんな思惑はこれっぽっちもなかったのですが、
いかなごのくぎ煮のお礼にと、お返しのスイーツや果物がどんどん送られて
きました。
愛媛県松山の七面鳥夫人のお姉さまからは、甘いフルーツ「でこぽん」
そのほかにも、皆様から続々とお返しが送られてきました。
『来年はお返し不要の一筆を添えましょうね』
「そうだな」 今は爺さんと婆さんになった夫婦で語り合いました。(^^;)
by mahalotakashi | 2008-03-22 00:15 | mahalo@食卓