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手付かずの哲学 ・クライシスコントロール  2008年2月29日

 クライシスコントロール





 クライシスコントロール・クライシスマネジメント。
日本語に訳すると、どちらも「危機管理」と言う言葉になる。

d0083265_21142248.jpg 中国製冷凍ギョーザ中毒事件やイージス艦「あたご」の衝突事故など次々に危機的な事故や事件が頻発している。

 今まさに「危機管理」が問われる時期なのであるが、残念なことに我が日本国で言う、
「危機管理」は、「クライシスマネジメント」のみが一人歩きしているように見受けられる。

 「クライシスマネジメント」とは、事件、事故の事後処理を中心とした作業等と理解されているようだ。 いわゆる責任追及と賠償問題の処理等。

 野党は与党を、マスコミは政府を厳しく追及する。
それはそれで必要な事柄ではあるが、その前にもっと真剣に取り組むべき課題がある筈だ。

 真に必要とされる「危機管理」とは、即ち「クライシスコントロール」なのである。

d0083265_21172791.jpg マネジメントが事後の処理や手続きを中心とするのに対し、コントロールは未然に危機を防ぐ対処を含む概念である。

 国の施策は勿論のこと、企業や組織で起きる不祥事、家庭内のゴタゴタもコントロールをせず、マネジメントにのみ偏ってしまっているのではなかろうか。

 不祥事を起こした社員を解雇したり、料理中誤って火災を引き起こしてしまった妻を離婚しても問題の解決には至らない。

 そうならない先見力を備えたコントロールを備えるべきだ、組織も個人も。


d0083265_2119718.jpg 噛み砕いて解りやすく事例を挙げると、我が家では冬の暖房はエアコンと石油ストーブであるが、孫娘(3歳・5歳)が遊びに来る時は石油ストーブを室外に撤去する。
また角の尖ったものや鋏などの刃物類、その他幼児の行動に対して危険と察知されるものは全て収納するか、触れることの出来ない場所に保管する。

 結構大変な作業だが、毎回実行している。

 幼児には危険予知能力が乏しい、未経験であるが故に常に危険と隣り合わせである。
これを保護し事故を未然に防ぐ行為を為すのは大人の責任であり義務である。

 これが、クライシスコントロールである。

 切り傷を負って、泣き叫ぶ幼児に「用意していた薬」を塗ってやるのが、マネージメント。


 危機はいつでも、どこでも起こり得る。まずは個人一人一人がしっかりとしたマネージャー、最終的には先見性を備えるコントローラーになることが重要であろう。

国家も企業も個人も、そのような理念と哲学を持つべきだと思うが、どうだろう・・


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by mahalotakashi | 2008-02-29 06:06 | mahalo@哲学