ローマ料理・カサレッチョ 2008年2月5日
Per favore mangi casa che cucina di Roma. È gusto molto delizioso.
ローマの家庭料理を召し上がれ、とても美味しい味ですよ。
初めて伺ったお店ですが、とても打ち解けて話ができました。
1階はBARバールでカウンターに8人座れます、壁際に2人掛けのテーブルが4卓。
カウンターの上には、ちょうど日本のお寿司屋さんか惣菜屋さんのように、ガラスケースが設置されていて、ケースの中と上に野菜を中心とした前菜用の食材が並べられています。
ブログ取材の許可をいただいた後、イボイノシシがオーナーシェフのF・ヴァレンティーノさんに、最初にかけた言葉は「ナポリ?」でした。
惣菜や匂いから、ナポリ料理と感じたので(ナポリ料理ですか??)という意味です。
オーナーシェフは首を横に振りながら『ローマ!』と答えました。
(ここからボタンの掛け違いで、日伊合作漫才となってしまいました。その時イボイノシシの頭の中に「ローマ料理」というイメージが全く無く。ナポリ料理を作るローマ人・・・と勘違いしてしまったのです。イタリア料理といえば北部のトスカーナ料理か、南部ならナポリ料理やシチリア料理しか思い浮かばない、貧弱な脳みそのイボイノシシのチョンボでした)
それでも色々話が弾み、イボイノシシの「これなに?」の質問攻めにも、嫌な顔一つせず付き合っていただきました。
ガラスケースの上にある存在感一杯の丸いものは『玉葱のバルサミコ酢漬け』
左のは、『ポルチーニ茸のピッカータ』とか言ってました(聞き間違いかも・・^^;)
土曜・日曜は、ランチセットは出していない(平日はOK)とのことなので、アラカルトでオーダーすることにして、とりあえず、アンティパスト(前菜)として、ケースの中のものを全部出してもらいました。
バルサミコとオリーブオイルがタップリ、粉チーズも多めです、オーナーに聞くと、
『ローマ料理は塩をよく使います、日本人には少し辛いかも・・』と言ってましたが、ワインと一緒なら結構いけるかも・・というところです。
ピッツア・マルゲリータ
来日8年目のローマ人が焼き上げた、ナポリ風の素晴らしい味のマルゲリータ。
これが本場の味か・・生地はあくまでも薄く、濃い目のトマトソースとチーズがタップリ入ったピッツアは、大満足のお味でした。
パスタかリゾットでも・・と薦められましたが、もうお腹が一杯!次回にということで「ごちそうさま」をしました。
『イボイノシシさん、今度来た時は肉料理を食べてよね』
『イノシシ肉の煮込みの平麺パスタがお奨めだよ♪』
CASARECCIO カサレッチョ
尼崎市南武庫之荘1-22-23 06-6432-3232
11:30~14:00 18:00~22:00 定休日(火曜日)
【ここでイタリア料理豆知識】
イタリア料理は、イタリアを発祥とする料理法で、世界の多くで好まれ多くの地域で料理されています。
日本で認識されている特徴として、オリーブ・オイルやオリーブ、トマトが使われる事が多いということが挙げられます。しかしこれは南イタリアの特徴であり、北イタリアでは隣接するフランスやスイス同様バターや生クリームを利用した料理が多いのです。
このようにイタリアの料理は各地方によってそれぞれ特徴を持っています。イタリア人の中には「イタリア料理などという料理は存在しない」と言う人も少なからずいるようです。
傾向としては、素材を生かした素朴な料理が多いですね。
トマトの多用が特徴の一つでもありますが、トマトは南アメリカ原産であり、イタリアに広まったのは16世紀以降だそうです。それ以前の特徴としては魚醤を多く用い、見た目も質素であったということで。トマトの流入によってヴァリエーションも増え、色彩も鮮やかになったが、反面それ以前の特徴の多くが失われたとの指摘もあります。
イタリア料理は、フランス料理の原型でもあり、16世紀にフィレンツェのメディチ家のカトリーヌがフランス王家に嫁ぐにあたって、イタリア料理やアイスクリーム、ナイフ・フォークの使用といった習慣を持ち込んだのが最初だと言われています。
カサレッチョ (CASARECCIO)
by mahalotakashi | 2008-02-05 06:25 | mahalo@食卓