イボイノシシの道草 立ち呑み処・さんとー1 2007年10月17日
◆担当部長はB級グルメがお好き。◆
東京本社営業統括部から「大阪担当部長」が来阪しました。
イボイノシシの勤務する大阪営業所の下期売上増のため叱咤激励に訪れたわけで、若手営業マンたちが雑巾を絞るごとく、締め上げられました。
午後5時頃に終る予定の会議が白熱して、終了したのが午後7時30分。
会議出席者(7名)はみんなヘロヘロ、部長の提案で全員揃って食事でもしようということになり、会社の近くの船場センタービル地下の飲食街へ、ゾロゾロ移動です。
普通なら小料理屋か寿司店、もしくは蕎麦屋辺りで軽く一杯・・が定番ですが、この部長、少し変わっていて、『せっかく大阪に来たんだから、大阪らしいものを食べたい』と言います。高級料理は食べ飽きたのでしょうか・・・
大阪らしい・・と言われても、大の男7人が道頓堀まで「たこ焼き」を食べに行くわけにも行かないし、若い連中も多いから、そこそこボリュームのあるものじゃないと可愛そうだ。
そこで今回選んだお店は・・・・
立呑処 さんと
昼間は付近の会社員で賑わう「定食屋」で、夕方になって暖簾(のれん)が代わると、ガラリと雰囲気の違う居酒屋に変身します。 ここを選んだ理由の一つは、出される料理がボリュームと多彩な品数で他店をリードしている点、それといかにも大阪らしいメニューが揃っていることです。
さんとの特徴は、店内全て椅子席が無い事。
文字通り「立呑処」なんです。(昼間はテーブルと椅子がセットされています)
カウンター沿いにサラリーマン親父が横一列に並び、一杯やるスタイルはどこにもあるパターン、特に珍しくもありません、梅田や新世界の方へ行けば、こういう形式の立ち食いの串カツ屋とか、飲み屋があって、繁昌しています。
女性の方は少し入り辛い場所でもありますよね。
立呑処さんとの人気の秘密は広い店内に置かれた「テーブル代わりのビヤ樽」
10樽くらい設置されています。正確には「ウィスキー樽」かも知れませんが、4人一組で樽の周りに立つようになっています。
天板が置いてあって樽の横っ腹にバッグや持ち物が引っ掛けられるように工夫されています。
お店の紹介をしてる間に、最初のオーダーメニューが届きましたよ。出来上がりの早いのもこの店の特技、大阪人は「いらち」が多いですからね。
とん平焼 (豚肉とキャベツの千切りを炒めて卵で巻いたもの)
では、次の一品が来るまで再びお店の説明をしましょうか・・・
樽テーブルの効果か、店名とはそぐわない若い人や女性も沢山集まってきます。
ワイワイガヤガヤ、立呑処というより、
イギリスのパブかドイツのビヤホール
(どちらも未経験ですけどね)という雰囲気です。
なによりの秘密兵器は、注文をテキパキさばく、美人母娘の存在です。
スレンダーで気さくで明るい美人親子、彼女たちがいるから女性グループや若い男性も気軽に店を訪れます。サラリーマンのお父さんたちも目的の半分は彼女たちと逢うことかな・・
娘さんに「ハイ!ポーズ!」とお願いしたら、こんな顔してくれました。
生ビールで「乾杯!」をして、とん平焼を突付いていたら早くも2品目です。
カルビのスタミナ焼 (カルビ(牛肉)と玉葱・人参のオイスターソース炒め)
あっそうそう、最初に樽テーブルを囲んだ時に先付けで出された「チンジャ」唐辛子が効いて美味しいアテでしたよ、ママさん。
さて3皿目「誰が注文したの?・・揚げたてが美味しそうじゃないか」と部長殿。
する天 (するめイカの一夜干しを天ぷらにしたもの)
で、この「するめイカの一夜干しの天ぷら」⇒「する天」をマヨネーズ醤油に一味をかけたもので頂くと「なみチョ」⇒美味しすぎて「涙がチョチョ切れる」 (^^;)
どんどん出てくる「B級グルメ」の数々に担当部長はご満悦の模様です。
白濁した「かす汁」みたいな小鉢を指差して『これ、なに?エ~ッ!これなによ♪』
まるで子供みたい・・・
「ああ、それはですね、アッ!もうブログのスペースがなくなりました、続きは明日にしましょう」
立呑処 さんと
by mahalotakashi | 2007-10-17 21:45 | mahalo@食卓