恐れ多くも、精進料理でありまする。 2007年9月29日
喰いまくりブログ Ⅴ
高野山・別格本山の精進料理にござりまする。

霊山高野山
大門はその高野山の入り口に構えられています。
イボイノシシは毎年この大門の横を通り抜け、高野山へのお参りを数十年に渡り続けています。

イボイノシシのブログネーム・mahalo/takashiの「たかし」の「たか」は、高野山の高の字からつけられたそうです。赤ん坊の時からこのお山とは少なからぬご縁があります。



その隣にイボイノシシ家の菩提寺である
別格本山・龍泉院が在ります。
広大で美しい庭園が幾つもある閑静なお寺です。
イボイノシシの亡母の命日が10月4日、亡父の命日が10月5日なので、毎年この時期に龍泉院を訪れ供養をしています。
今年は母の三回忌の法要と奥の院への納骨のため、弟家族と合同でお参りしました。







さて、仏事も滞りなく終わると、次に待っているのが楽しみの精進料理です。
龍泉院の精進料理(秋バージョン)



仏教の伝来とともに中国大陸を経て日本へ入ってきた料理法で、現在でも中国・香港・韓国などには「精進料理」専門の料亭やレストランが数多くあります。
中華料理でよく使われる「もどき料理」椎茸や茸(きのこ)でアワビのスープや炒め物を造ったり、大根やコンニャクでイカや海老をかたちどったりするのも、精進料理からの流れです。


しかし最近は卓上コンロを使って「ほう葉の味噌焼き」(赤味噌で厚揚げやなすび、きのこ類を焼いて頂くもの)や、温かいお吸い物や果物(メロンと葡萄)などもついて、質素ななかにも食事の楽しみが増すように工夫されてきました。

高野山の名物でお土産などでもよく売れている加工品で、美容と健康に凄く効果があるそうですよ(^^;)
それと、今日のメニューの中で少し驚いたのが「松茸」
チッポケな焼き松茸でしたが、二切れ入っていました、時代が変わってきたのかなあ~と、感じました。
今日の高野山は肌寒く、セーターが1枚余分にいるくらいの気温でした、これからお山のもみじも色づき一足飛びに冬へと進むようです。
春先と今の時期が最高の季節。皆さんもチャンスがあればぜひお参りください。
by mahalotakashi | 2007-09-30 14:55 | mahalo@食卓