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酒蔵夢街道  御影郷 -1

酒蔵夢街道  御影郷  <No.1 緑溢れるレトロな御影の街角>

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 しばらくご無沙汰していた酒蔵夢街道シリーズ、今津郷・西宮郷の次は「御影郷」
灘五郷の中では最もスケールの小さな郷である。しかし地元の人にいわせれば「山椒は小粒でピリリと辛い」そうである。この町には「世界長酒造」という蔵元があったが、先の阪神淡路大震災で完全に破壊されて、廃業となってしまった。
 現在は醸造工場と4つの酒蔵群からなる複合施設「神戸酒心館」が、唯一奮闘中だ。ここには自家製豆腐を使った豆腐料理や手打ちそばを食べさせる「さかばやし」というお店がある。いずれジックリご紹介する。

 その前に、御影の有名な施設やグルメのことなどを探索してみようと思う。関西地区に住んでる方ならピンと来たはず。まあ、あせらず、美味しいものは後回しにして、古きノスタルジックエリア・Kobe Mikage Municipal Public Hall をゆっくり訊ねてみよう。

神戸市立御影公会堂
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d0083265_22324011.jpg 1933年(昭和8年)に竣工されたRC造3階建の公会堂、設計は清水栄二氏。先の大震災にもビクともせず、東灘区民の避難所として大いに役立った。テレビなどで再三中継放映されたから、記憶している方も多いだろう。七面鳥夫人の知人や友人もかなり避難しておられたので、数回にわたり見舞いに行ったそうだ。

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 六甲山麓から真直ぐ南に流れて大阪湾に注ぐ石屋川、その石屋川が国道2号線と交わる北東の角にレトロな風格の公会堂が建っている。
 公会堂の東隣に県立御影高校があるが、イボイノシシが高校生の頃、剣道の試合などでよく訪れたところで大変懐かしい思いがするエリアだ。

          阪神淡路大震災に耐えた柱
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d0083265_2241483.jpg この見事な太さ!
建物を支えてビクともしなかったツワモノだ。近代建築の最近のビルなどではお目にかかれない代物だ、しかし頼もしさを覚える。






d0083265_22414799.jpg 築74年、歴史の重みを支えつつ、いまだに現役続行中である。所々の壁に染みや剥げた個所も見受けられるが、全く気にしていないのが逆に頼もしく見える。
年寄り?は、こうでなくっちゃ!





d0083265_2242192.jpg 初めて訪れる人は、
見ようによって、多少不気味に見えるかも知れないが、全くそんなことは無い。550人収容の大ホール、100人が入れる和室と洋室が2箇所、それに20~40人定員の会議室が8室。各部屋から拍手や笑い声が絶え間なく聞こえてくる。まさに地元密着型の楽しい公会堂なのである。 


灘五郷の銘柄酒が全品勢揃い。
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d0083265_2059212.jpg 律儀な御影公会堂
 正面入り口を入ってすぐの一階ホールに、「灘五郷」の日本酒が展示されている。御影公会堂は神戸市東灘区に在る。西宮市からは芦屋市を挟んで最初の神戸市内となるところだ。この東灘区には「御影郷」と「魚崎郷」という二つの醸造元を抱えている。

 本来であれば、この二つの郷の銘柄を展示しておけば充分であるのに、「今津郷」「西宮郷」それに隣の灘区の「西郷」の銘柄も全て揃えている。なんとなく嬉しくなった、西宮市民としては・・

d0083265_20594562.jpg『アレ』食べに行くよ!
 イボイノシシが感慨に耽っていたら、同行してきた七面鳥夫人が一声残して公会堂の外へ出て行った。お目当ての「アレ」を食べるため「御影公会堂食堂」に向ったらしい。館内の張り紙に『食堂へは外からお入りください』と書いてある。
 慌てて後を追いかける。

御影公会堂食堂、入り口はどこ?
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 カンカン照りの表へ出る。食堂の入り口が見当たらない、看板は結構あちらこちらに掲げられているのだが、おかしい・・焦る。公会堂の脇をカーブに沿って左の方へ行ってみると、建物と前庭の間に隙間を発見、覗き込んでみると地階部分にそれらしき窓?が見える。
「どこから、入るのやろ・・・」とウロウロしていたら、石屋川沿いの建物の西側方面から七面鳥夫人の声がする『早くおいで!狭いから気をつけてネ!』
d0083265_2102897.jpg 声を頼りに進んでみると看板があった「御影公会堂食堂」である。
 しかしなお、入り口らしきものは発見できない、「地下」と、あるから、階段で降りて行くのだろうけど、見当たらない。「なんぎやなあ~・・」いいかげん困惑してたら、またまた七面鳥の声『公会堂の西の壁に、[営業中]の札が掛かってるから、そこから降りてきて』

d0083265_2111758.jpg「わしゃ、この食堂初めてなんや!」
「なにが律儀な公会堂じゃ!アホ!」
だんだん腹が立ってきた。風が吹いたら飛んでしまいそうな小さな[営業中]の看板が、確かにあった。
電気の配管やダクトが剥き出しになった、狭い通路。
「ホンマに食堂あるんかいな??」
とにかく狭くて薄暗い階段へ一歩踏み出した。


七面鳥夫人、固まる・・・
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 階下で呆然と立ちすくむ七面鳥夫人
 さすがの「食道楽・七面鳥夫人」も一服しているみたいだ。
いつもならイボイノシシの制止も聞かず「旨いもの」目指して突撃する女だが、今回は明らかに躊躇している。


 七面鳥夫人の視線の先にある光景とは・・・
また「あれ」の正体とは、長くなりそうです、明日にしましょう。

by mahalotakashi | 2007-08-24 05:00 | mahalo@西宮