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メイストームの日帰り出張。        2007年5月10日

 O製作所の専務から電話がかかってきた。

 『加東市の東条工場まで、輸送製品の下見と見積りに行ってくれない・・』

O製作所は昔からお付き合いをいただいている少し変わったお客様だ。
日本国内でベスト5に入る造船所の付帯事業部として発足、造船技術を生かして主に遊園地の乗り物などを製作販売していたが、10年位前に独立(グループ会社として)現在は大阪に本社工場を持ち、千葉県成田市、岐阜県恵那市、兵庫県加東市、広島、熊本に、地方工場を持つ、業界ではトップクラスの製造メーカーだ。

d0083265_17574248.jpg 5月5日子供の日吹田市のエキスポランドで起きた痛ましい事故は記憶に新しいが、あの風神雷神とかいうジェットコースターは、O製作所とはまったく関係が無い。
あのような大掛かりなものは製作していない。失礼な言い方だが「チャチな感じ」の昔からあるようなジェットコースターとかメリーゴーラウンド、それに観覧車とかが主力製品である。テレビ雑誌でもよく取り上げられており、ユニークな経営方針が注目されている。

 「地方の遊園地」の活性化がメインの業務である、遊園地に行くと様々な乗り物や遊具機があるが、目新しい乗り物も何年かすると客に飽きられる。特に都会では顕著だ。遊園地側は次々にニューマシーンを導入、入れ替えをして行く。O製作所は、その古くなって飽きられた(?)乗り物や遊具機を安価で買取り、修理・手直しをして地方の遊園地に売り込むのである。場所によっては駐在員を置いて、その遊園地の管理運営まで引き受ける手法で、地方では感謝されてるようだ。とにかく安い料金(1回50~100円)で楽しませるという方針だから、結構人気もあるようだ。

 そのユニークさにテレビ局(NHKも含む)が飛びついて、結構特番を組んだりしているのだ。いつも出演して『地方のお子さんたちや、ご老人に楽しんでいただける施設でありたいですね・・』と語るのが、先ほど電話をしてきた専務さんである。

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 たとえばこの書類、6年ほど前に閉鎖した滋賀県大津市の遊園地(琵琶湖タワー)の遊具乗り物を全部買い取り、各地の工場や遊園地に輸送するための打合せの時のものだ。
栃木県那須(コンテナ 4本)とあるのは、那須町にある「藤和那須ハイランドパーク」行き。
 当初の予定では、トラックとトレーラー70台前後であったが、実際は重トレーラーを含めて100台を超えた。この時広島工場への輸送で協力してくれたのがお隣の帝人物流さんだ。

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 少し前は、閉園した宝塚ファミリーランドの乗り物やゴンドラをこれも、トレーラー200台くらいで各地へ運んだ。大半は兵庫県の東条湖ランドの近くにあるO製作所東条工場に集約された。今日訪問する工場だ。



 <ここだけの話>
 高邁な理想を掲げて、地方の活性化に一役買う、模範的な良心企業・・・であることは間違いない。技術もすぐれており事故も皆無、2~3年でソックリ入れ替えるから<金属疲労による事故>などありえない・・・それも認める。
 ただ、その影で泣いているのが、我々運送屋なのである!
いつも運賃交渉をしてくるのが例の専務さん、時には社長自ら値引き交渉してくるときもある。大阪弁独特のイントネーションで、『安うしてや・・』『運賃まけてや』『なんぼで走ってくれる?』『高かったらほかに頼むで・・』『もうちょっと安うならんのかいなあ』・・ネチネチと責められる。

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 勿論先方の立場はよく解る。できるだけ安く中古マシーンを買い取り安く販売、がモットーであるから輸送費に多額をかけたくないということだが、こちらも商売、いつもいつもいい顔はできない。今まで何回も運賃のことでもめた。最近は最初から2~3割多めに見積りをするようにしている。「しようがないですねえ~、じゃあ2割ほど勉強させてもらいます」で、なんとか凌いでいる。





 そして今日、メイストームの吹き荒れる中、東条工場へ出張下見査定に訪れたわけだ。場所は先日女房とドライブした吉川町から西へ10Kmほどのところ。

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 輸送する製品(ジェットコースターのレールや支柱)を下見して積込の打ち合わせを済ませた後、工場長の許可をもらって構内に置かれている面白物件を撮影させてもらったが、阪神の応援に精根尽き果てたのと、写真の処理に時間がかかるため、続きは明日(夜)にします。オヤスミ。

by mahalotakashi | 2007-05-11 00:01 | mahalo@仕事