人気ブログランキング |

大海原を目指せ!!(中丸奮戦記)    2007年3月13日

 娘の結婚で少々落ち着かなかったが、会社の業務は留まることなく進行している。
運行管理者試験は結局九茶所長一人だけが合格、後の二人は見事に落ちた。今年の8月に再チャレンジするらしい。
 大阪営業所の人事異動も諸般の事情で今回は見送り。元大阪営業所から新潟に転勤していた、I課長補佐が苫小牧本店の所長に栄転したのが目玉位の、地味な移動発令となった。新年度予算(陸上輸送)もなんとかメドがついた、一応前年度並みで提出する。
 月末近くには「運輸安全マネジメント」の4月キックオフに向けての最終研修が実施される、「光陰矢のごとし」年をとると日々の経過が早く感じられる。フルスピードで1日が過ぎ去って行く。


 いまだ外海に出られぬ中丸号

d0083265_13421435.jpg 自ら志願してトレーラーの配車を始めた中丸所員、丁度一ヶ月目になる。日々の業務はなんとかこなしているが、まだまだ覚束無い足取りだ。港か湾の中をグルグル周っていて、波の荒い外洋の航行はまだとても無理だ。
 無理して出れば即座に、転覆、沈没だろう。この業界、一ヶ月や二ヶ月の経験で乗り切れるような柔な海では無い。

 そのことは、本人も理解しているようで無理をせず、パイロット(水先案内)役の私の指示を忠実に守っている。
3月1日私の再雇用開始の日、会社側と契約書を交わしたが、雇用条件の中の一つに、「営業業務の継承に関する指導教育・・」との項目が明記されていた。要するに「後継者を育成、育てよ」ということだ。
 勿論中丸君一人を育てれば、「こと足れリ」というわけではない。大阪営業所は勿論全国に展開する営業所の若手、中堅の社員に対しても指導と教育、それにサポートが要求されている。ノンビリできる分けではない。

 但し、現状最速の課題は中丸君の独り立ちを実現させることだ、それが適わねばとても他店所の応援までは手が回らない。

 配車の本表は本人に持たせて、私は毎朝当日と3日後あたりまでの表をコピーして手元に置き、間違いないかチェックして行く。27㌧積載車も既に稼動を始めているが、これは私がダイレクトに関与、管理をしている。それ以外は中丸君の思い通りにやらせている。

 とにかくこの一ヶ月、注意や叱責をしなかった日は一度も無い。1日10回以上は注意と指導をする、かなり厳しくやる場合もある。他の社員の前でも怒る(他の社員にも聞かせたい失敗の時等)指導教育とはいっても学校やスポーツの世界と違い、企業としては業務が滞ることや損失が出ることは許されない。コストと安全を損なうことはもっての外だ。

 幸い中丸君は、素直で努力家だ。この性格が彼と私を助けてくれる。失敗やミスがあったときは厳しく叱責してやり直しを命じるが、必ず「なぜダメか、なぜやり直すのか」その理由やシステムを彼が完全に理解するまで教えこみ、話し合う。
最初の頃の「ヘルプ目」は姿を消した、変わりによく質問するようになった。私から見れば「笑ってしまうような」簡単な問題も、彼にはストレスの原因になるようなことが多いようだ。

 質問してきたら、必ず答えてやる。しかし100%の回答はしない、基本的なことや脈絡は教えるが最後は自分で考えて結論を出すようにさせる。上手く行った時はなんともいえぬ晴れやかな表情になる。それが私にも「教える喜び」を与えてくれる。

 とはいえ、業務上必要な駆け引きや狡猾なテクニックを教えるのが、躊躇(ためら)われる場合もある。電話一本で貨物と車輌のやり取りをするのだから、ボンヤリしてるとすぐさま足元をすくわれる。時には必要上相手方に虚偽の情報を伝えなければならない事情も発生することがある。「嘘をついてでも儲けろ!」とは中々言えない、結果的に嘘をつくが相手も自分も傷つけない方法・・この呼吸とタイミングは微妙で複雑だ、いずれ時期がくれば教えることになるのだが。


d0083265_15134339.jpg

 ともあれ、中丸君!一日も早く自ら立派な帆を張り大海原を自由に航行してもらいたい。それが会社と私の願いだ。

 そして今日も私の怒声が飛ぶ、
 「電話は手短に!お客さんと乗務員の気持ちになって配車を組み立てろ!」

by mahalotakashi | 2007-03-13 12:01 | mahalo@仕事