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石垣島・事件簿。(定年旅行No.2)    2007年2月10日

 出鼻をくじかれる。

 2月10日(土) 那覇空港発08:30 ~ 09:30 石垣空港着、今朝は曇天だったが揺れることなく、飛行機は定刻通り石垣空港に着陸した。
予定では空港から石垣港まで、バスかタクシーで行き、そこから波照間島へ船で渡る予定だった。到着ロビーを出ると、後ろ髪を結ってチョンマゲみたいな頭をした大男が近づいてきて、私達の名前を確認する。
 「あんた、なにもの?」と聞くと、『アラマンダからの差し向けで、お迎えにあがりました』と言って、バッグを持って空港の外へスタスタ歩き出す。今夜から宿泊するホテル・アラマンダのチャーターした契約タクシーだった。

d0083265_963668.jpg チョンマゲさむらいドライバーの運転するタクシーは、石垣港方面に向かう。
『お客さん、今日のご予定は?』と聞いてくる。「これから船で波照間島に向かう予定、確か・・11時出航だったと思うけど、向こうで2~3時間遊んで夕方の船で帰ってこようと思ってるんだ」と答えると、『あららぁ~!それは無理よ、ホテルのある小浜島には行けないよ・・』と意外なことを言う。『エーッ!どうして?楽しみにしてきたのに・・』と女房。『小浜島行きの最終は午後4時10分、波照間港発が4時30分だから、じぇんじぇん間に合わないさー』と、さむらい。


 波照間島行き断念 
いきなりのショック情報、とりあえず携帯メール・娘経由で波照間のオジーにレンタカーのキャンセルを依頼する。

d0083265_931395.jpgさむらいが運転を続けながら、左手で器用にパンフレットを3部持って後部座席の私たちに見せながら、『予定がないなら、この車で石垣島の観光しませんか?』と誘ってくる。料金表を見ると半日で18000円から20000円とある、『お安くしますよ・・』とさむらい。「いいよ、とりあえず港まで送ってくれ、そこで作戦の練り直しだ」 私はツアーとかパック旅行のたぐいはどうも性に合わない。昔から足(乗り物)と宿だけを決めて出かける、後はケースバイケースだ。外国へ行くときも同じだ。タクシーで案内してもらうなんて、ぞっとする。急に黙り込んだチョンマゲ・・車は港に着いた。


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 『港の待合室の奥に、アラマンダの案内事務所があるからね』と気を取り直したさむらいドライバーが教えてくれる。島人はアッサリしてるなあ・・と、妙に関心する。
案内所に荷物を預け、アラマンダのラウンジ(休息所)を教えてもらい、再び港の外へ出る。
途中、まぐろの天ぷらや刺身を食べさせる店の前を通りがかったが、食欲も無い。
ともかくラウンジに着きソファーに腰掛けて、サービスのホットコーヒーをいただく。ゆったりしたロビーで落ち着く、係りの若い女性がとても明るい。


d0083265_958729.jpgふてくされる女房殿
ロビーでも女房の怒りは収まらない、なぜいけないか、船の連絡がどうしてもつかないこと、波照間島か石垣島で泊まるなら話は別だが・・・説明するのに およそ30分かかった。
それでも港で見つけた情報誌で、波照間島のページを穴の開くほど見つめていた。


 交通事故発生!
d0083265_10102129.jpg 少し早いが小浜島へ渡り、向こうで波照間の分まで楽しもうや、という結論になって再び港方面へ歩き出すと、先ほどタクシーを降りた場所の近くで、交通事故が起きていた。タクシーと自転車の正面衝突・・みたいだ。ビデオカメラと携帯を持って現場を撮影。職業柄交通事故は気になる。パトカーと救急車それにミニパト、市役所の車が続々と到着するが、現場に血痕も見当たらないし倒れてる人もいない。タクシーの運転手が早口の島ことばでまくしたてているが、何を言ってるのか皆目わからない。ふと後ろを見ると被害者らしきオッサンが、たばこを吸いながら人事みたいに眺めていた。友達風の2~3人とだべっている。(オイオイ・・)

 会社から緊急電話、何かあったのか?チョッチ不安。
 事故現場から港へ向かって歩き始めると、携帯電話に着信音、待ちうけ画面見ると大阪の私の勤務先からだ、いやな予感がする。重大事故発生か??電話の向こうに聞きなれた事務員のキミちゃんの声。
『ご旅行中にすみません、訃報です。Y常務の奥様が突然亡くなられて・・それでご香典料おいくらしておけばよいか、と思いまして・・』
「Y所長と同じ額にしといてよ、他になんか問題ある?」と聞く。『いいえ、特には・・・』
「ご苦労様・・」と、電話を切る。女房が心配そうに近づき『何かあったの・・』と尋ねる。「なんでもないさ」 携帯電話の普及は飛躍的な便利さを人類にもたらしてくれたが、プライバシーは反比例して薄っぺらになったかも知れない。

by mahalotakashi | 2007-02-13 10:28 | mahalo@夢旅