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迷える男 中村紀洋のタイミング。     2007年1月18日

 『又、野球の話か・・つまらん』 といわずもう少し付き合ってください。

 今回は見る角度を変えて、あなたならどうする?どうした?で、検証してみたい。

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 オリンピックにまで出場した稀代のパワーヒッター、中村紀洋内野手の所属するオリックスが17日、自由契約とする手続きを取った。今後は自力で移籍先を探すことになる。
ただ他球団の反応は前にも書いたが、冷ややかだ。

 少し例を挙げてみよう(スポニチより引用)
阪神タイガース 沼沢球団本部長 「獲る気はありません。監督も答えは同じでしょう」
           岡田監督  「関心?全然。ちゃんとせんとアカンよな」
           星野SD   「難しいだろうな。枠もあるし、ポジションの問題もある」
日本ハム     藤井球団社長 「獲りません。若手を育てていく球団方針にそぐわない」
中日ドラゴンズ  落合監督  「獲る意思はない。440万円でも手を出さない。球団も現場
                    も考えは同じ」


 落合監督らしい嫌味なコメントだが、その他の球団も似たり寄ったりの答えだ。
そんな中、昨日ロッテの瀬戸山球団社長がなんとも意味深かつ微妙な発言をした。

「基本的に獲得はないけれど、状況がかわればね。彼が台湾、韓国へ行くということになれば考えます。最後の最後に彼が本当に困って、お金の問題じゃない、野球がやりたいんだということになれば、何かするかもしれない」
「お金じゃない、1千万円でもいいということなら考える」


d0083265_14201582.jpg02年~04年まで近鉄で5億円の年棒を獲得していた選手が、このありさまである。
中村紀洋は、まさに大阪のニイチャンである、近鉄時代髪の毛を金髪に染めたりヤンチャモンというイメージが強かっただけに現在のノリを見ていると「しっかりせんかい!あほんだら!」とはっぱをかけたくなる。


 そこで、この問題を我々一般人に置き換えて検証してみよう、2億だ5億だと桁が大きいので判りやすくするために一桁さげて考えよう。

 あなたが現在勤めている会社(オリックスとしておこう)が年棒制度だと仮定してみる。
あなたの去年の年棒はボーナス込みで2億イヤ、2千万円(これでもうそ臭いけど)税金を引かれて月々約100万円の手取り、残りは夏冬のボーナス合わせて手取り500万円くらいかな?

 去年あなたは会社が期待するほどの活躍ができなかった、営業職であるあなたなら営業の途中駅の階段で足を挫いた、事務職のあなたならシュレッダーで手の指を負傷した、現場織のあなたはこれまた作業中の怪我によって、仕事の効率が上がらなかった。
検証ー①)
       成績の低下は、あなたか会社か、どちらの責任が重いのか?


 そして今年、あなたは年棒査定の交渉に親戚の東大生(法学部)を代理人として当たらせた、会社側はあなたの今年の年棒をボーナス込みで、800万円(これでも良いほう)と決定した。
これを聞いたあなたは頭に来て、よその会社(同業他社)へ移る考えを東大生に言わせた(この時点では、埼玉県の西部という会社が色目を使っていた)
 しかし会社の方針は硬かった。あなたは不満を近所のオバチャン(新聞社・マスコミ)にぶちまけた。「ヤットられんわ、こんな待遇では・・」と、そして組合(プロ野球選手会)にも救済を訴えた。
検証ー②
      日本人の資質に逆行する代理人制度をなぜ実行したのか?
      交渉の中身を他人にその都度公表してなにかメリットあるの?
      あなたの給料交渉に近所のオバチャン達が協力してくれると思う?



 最後の交渉に会社の社長が登場、あなたは相変わらず東大生を同席させての直接交渉に臨んだ。
両者譲らず、結局退社となり労使規定により再就職先は会社が斡旋することになった。
しかしどこの会社からも受け入れの返事がなかった。それどころか名古屋の中日という会社の落合工場長は、『年棒440万円でもいらん』などと人を馬鹿にした発言までされた。年棒440万円といえばボーナス80万円(夏冬)手取り月額で30万円を割る(なめてんのか!)一桁落とせば年棒44万円ということだ。
検証ー③
      この時点であなたは周りの雰囲気、空気がよめなかったのか?
      最後のチャンスになぜ社長と差しで、本音で話し合わなかったのか?
      悔しくても800万円の年棒で再スタートして、見返してやる!の気概はわかなか
      ったのか?
      最後の交渉が最高のタイミングだったことになぜ気づかないの?



 打つ手打つ手が裏目に出たあなた、オバチャン達の井戸端会議の格好のネタにされてしまった。
そんな時、千葉県の会社から年棒100万円(実際は1000万円)なら雇ってやってもいいよ、とオファーがきた、100万円といえばボーナス無しで月給7~8万円だ、勿論2000万円~5000万円時代の蓄えは充分あるだろうが・・・どうするあなた!
検証ー④
      「お金ではない!」とあなたはいうが、金銭はやはり実力のバロメーター
      あなたがやせ我慢を通しても家族はどうなるの?33歳の若者よ。




 自分の思い通りには中々いかないのが、人生であり世の中である。
チョットしたタイミングのずれで人生は大きく変わる、これからの中村紀洋選手の奮起と復活を祈らずにはおれない、頑張ってもらいたい。

 蛇足だが、私も来月今の会社を定年退職する。ノリと比べて全然スケールが違うので話すのも恥ずかしいが、やはりそれなりに再雇用の話や転職の誘いで悩んだ時期があった。最終的に今の会社の社長と話し合って、残ることを決心した。
ノリと一緒とは言わないが年棒も下げられる。しかし私のできる仕事はここにある、と判ったときスンナリ契約ができた、人生の節目や決断の時必要なのは、

           グッドタイミングを見逃すな!ということか。 






            

by mahalotakashi | 2007-01-18 12:08 | mahalo@野球