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中村紀洋の生き方。         2007年1月14日

 久しぶりにベースボールの話題。

(四面楚歌)
 オリックスの中村紀洋内野手(33)が12日、球団側と最後の契約交渉(代理人同席)に臨んだが、球団側はこれまでの方針通り中村の希望する自由契約を認めず今後、交渉または金銭によるトレードでの他球団への移籍、との事実上の退団が決まった。

 2億円プレーヤーの中村に球団側が出した今期年俸は1億2千万円ダウン(60%減)の8千万円。(この時点で球団側は中村を見切っている)

 中村選手(代理人)は、左手首の故障が公傷と主張、営業面での貢献度をブランド料として要求するも、球団側は譲らず結局退団となってしまった。
交渉の過程で中村側から球団に対して自由契約の要求をしていた事実も明らかになった。(中村にはこの時点で他球団でプレーできる、との自信と計算があった筈だ)

 ここで中村の目算が狂ってきた、当初獲得の可能性に含みを持たせていた西武がここへ来てトーンダウン。他のパリーグ球団は楽天を含めて及び腰になっており、セリーグの球団も早々と門戸を閉ざしてしまった。
国内での移籍が困難となった場合は韓国、台湾でプレーするという選択肢が残されているが、これも実現は厳しいらしい。
 まさに四面楚歌の状況に置かれてしまったようだ。


(過ぎたるは及ばざるが如し)
近鉄時代の中村選手を知るものとしては、情けない顔をしたノリを見るのは忍びない。
あれほどの一流選手である、なんとかもう一度豪快なバッティングを見たい、というフアンもきっと多いはずだ。

 ただ彼の言動(スポーツ紙やテレビ報道)を聞くにつけ首をかしげるのは、私だけでは無いと考える。
「お金のことで、どうのこうの言っていない、野球がやりたいだけ・・・」
(ならば、納得がいかなくてもまず今年のプレイを優先させるべきでは・・?)
(日本ではまだ馴染まない代理人制度を利用するべきだったのか??)


 33歳の青年だ、私だって同年代の一時期は「地球(社会)は俺を中心に回っているんだ」なんて思い上がった気持ちを少なからず抱いたことがある。それはそれで間違っていない、それぐらいの気持ちで生きて行くのが若さの特権だ。
ただ、それをもろに表面に出してしまうと、そこに悲劇と喜劇が生まれてしまう。

 中村ノリは素直で一本気な性格だと思う、チャレンジ精神も旺盛なようだ、しかしアスリートとしての生き方について真剣に考えたことがあるのだろうか。

 以前メジャーリーグに挑戦した時、内定していた球団(確かNYメッツ)がホームページで入団発表を先走ったことに腹を立て、契約を蹴ってドジャースに入団した経緯があるが、結局そのドジャースにこけにされ(マイナー降格)失意の帰国をした。彼はその時、何を学んだのだろうか。

 思ったことや考えていることを実行に移す場合は、より以上に慎重にしかも確実に進めるのが、大人のやり方じゃないだろうか、リスクを最小限に抑え自分のステップアップを目指すことが、である。


 誤解の無いように言っておくが、私は中村紀洋選手を批判しているわけではない、むしろ応援をしたい気持ちの方が強い。
それ故に今後厳しい現状を見据えながら、一人の社会人の立場に立ち戻り慎重に考慮して再度、フィールドに立って欲しいとの願いから、これを書いた。

by mahalotakashi | 2007-01-14 10:59 | mahalo@野球