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最後の最後のお喋り。            2006年11月7日


 朝、今年一番の木枯らしが吹いた、今日は冬至だ。


 11月5日 大急ぎで病院に駆けつけたが義母の心臓は既に止まっていた。
個室に移され白い布をかけられた義母、布を取ると安らかな顔をしていた。
去年亡くなった私の母と同じ柔らかい表情だった。

 午後4時半に葬儀社から迎えの車が到着、ストレッチャーを押してきた職員から『チョット手伝っていただけますか、仏様をお運びしますので』と声をかけられた、一緒に来てた息子は電話をかけに行って姿が見えない、男は私と義兄二人だけだ、必然的に一番若い(?)私が真中に立つ、葬儀社の男が義母の頭を持ち、私が背中と腰の下に手を入れる、義兄二人は足を持つ、まだ暖かいそれに結構重たい。
 
 「お義母さん、重たいですね死んだ振りしてるんじゃないですか?」
と心の中で語りかけた。あの明るく洒脱だった義母が応えた。
『ゴメンネ、オデブで、でもあなたにダッコされてとても嬉しいわ私・・・』



 告別式は子供たちの嬌声入り乱れる賑やかなセレモニーとなった。
両手の指を2回出しても足りないくらい孫や曾孫が集まった、義母も喜んでいるだろう。

 出棺の時、誰が仕切ったわけではないが、棺を担ぐ役となった。
「お母さん、またダッコさせてもらいますよ」
『ゴメンネ、後のことよろしくね・・・・』

最後の最後のお喋り、となった。



 冬至の晴れ渡った大空に義母が駆け上っていった。

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                   神戸鵯越斎場



 

by mahalotakashi | 2006-11-07 20:27 | mahalo@西宮