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いじめは絶対なくならない、強く生きることが大事。


 なかなか、別れの哲学に進めない、世の中騒がしすぎて、満天の星空を
見ながら人生について哲学する雰囲気になれない。

マスコミ(特にテレビジョン)は連日いじめによる自殺問題を報道している。

 北海道の女の子、遺書を書いて自殺した。

学校や教育委員会はそれを無視した。ケシカランことだと連日の報道、

教育委員会の担当者の困惑した表情、謝罪の模様、家族の怒り・・・

軽く軽くテレビ画面に映し出す、土下座する市長、頭を垂れる教育委員の

面々、「遺書とは認識しておりません」と連日テレビのインタビューに解答

していた担当者も末席で頭を下げる、テレビカメラは容赦なく彼の表情を

追い続ける。


 「真実を追究するのが報道の使命」は、良く理解しているが、オーバー

ヒートしすぎると、見る側はシラケてしまう時として国民の多数を巻き込

んだ「壮大ないじめ」の構図が出現してしまう恐れがある。

悪を糾弾し間違ったことを正すことは重要な要素であり、大方のテレビ

新聞はこの線に沿って活動しているものと信じている、いや信じたい。


 Bullying(いじめ)は世界中にある。

英国やフランスの軍隊でもこの問題が多発しているという。

大人の世界でもいじめは日常茶飯事のようにおきている。


 人間が3人以上集まれば、いじめの発生が起こり得る。

いじめや差別を無くそうと,様々な取り組みがおこなわれている。

しかし、人間が知性と感性を持っている限り、いじめは無くならない

だろう、残念ながら。

 いじめが防ぐことの出来ない人間の性(さが)だとすれば我々は

何をすればよいのだろう。

事を学校に絞り込んで考えてみれば、まずいじめによる子供たちの

自殺防止が急務である。

 北海道の小学生に続いて福岡の中学生も自らの命を絶った。

福岡の場合教師が火付け役だった、という許されない構図である。

各地で同じようなケースが頻発している。


 今この瞬間「自殺したい・・死にたい・・」と深刻に悩んでいる子供たち

がいるとすれば、それを未然に防ぐことを大人達は真剣に考えるべきだ。


 この問題に関する昨今のテレビ報道を見ていると背筋が寒くなることが

ある、どうも子供たちに間違ったメッセージを送っているように感じるのは

私だけだろうか?

 家族の元へ謝罪にくる関係者達、校長、教師、教育委員会時には市長

までが、深々と頭を垂れる画面がながれる。

御通夜告別式に集まる同級生、近所のおばさんおじさん、インタビュー

では間違い無く亡くなった子供を称える言葉のオンパレードだ。

スタジオでは、アナウンサーや解説者が目頭をおさえる。

真実を伝える前に感情が先走っていないだろうか、真相究明は絶対

必用、いじめの構図が見えればその次に伝えることがあるはずだ。

無用な感情移入画面は放映すべきでない。


 子供(いじめ被害者)がこの模様を目にした時どのように感じるか、

「死ねば皆が味方になってくれる、自分の変りに悪い大人を懲らしめて

 くれる、お葬式にこんなに沢山友達が集まってくれる・・・自分をいじめた

 連中もショックを受けているだろう・・そうか、死ねばいいんだ・・・」と

短絡的に受け取る恐れは充分考えられる。


 いじめに遭遇している幼い心は、揺れに揺れている、解決策を必死で

模索している。

福岡の事件で亡くなった中学生の父親は、子供が首を吊ったロープを

関係者の顔面に着きつけ、怒りの言葉を吐きつけていた、親の気持ち

として解らぬことは無い、父親の行動は自然な行為だろう。

 しかし、その場面を延々と放映し(ロープのアップまで)自殺現場の小屋

まで映しているテレビ局の無神経さにあきれ果てる。

これではまるで子供たちに死に方を教えているようなものだ。

「このような場所でこんな方法で首を括りなさい、そうすればテレビが

 悪い奴等を懲らしめてやる、君の変りにいじめてやるよ、友達も

 大勢呼んでやるよ」というミスリードを平気で行っている。

テレビの視聴者は健全な少年少女や大人達ばかりではない、

問題を抱えて苦しんでいる人間も大勢いることを、ディレクターや

編集者は肝に命じておくべきだ。


 ネット社会が急速に広がり良い意味でも悪い意味でも真実を知る

機会は多いに増えた、出会いを認識し自分の生き方を探求し行動

指針を決定する頼もしい子供たちも随分と世の中に増えた。

 しかし一方で考えるまもなく飛び込んでくるテレビメディアによって

意思を決定したり影響される子供も沢山いる。


 新聞はまだましだ、自殺という行為を諌めている記事も多い、しかし

読者は大人だ、小学生や中学生がジックリ新聞を読むとは考えにくい

テレビは子供の自殺を止めるために努力してもらいたい。

公共広告機構などでいじめや差別防止のCMはよく見つけるが自殺

を防ぐ呼びかけが少ない気がする。


 自殺を美化してはならない、自殺は悪である、してはならない事だ、

「自分で自分を殺す行為は犯罪だ、」くらいの強いメッセージが必要

ではないだろうか。

 ニュース解説或いは報道番組の中で子供たちを諭し無謀な行為を

思いとどめさせる、解説者や文化人は一向に見られない。



もし・・(ほとんど可能性はないが) このブログを読んでいる訪問者の

なかに、自殺について多少とも考えたことがある人がいるとすれば

こういいたい。


 自殺は犯罪行為だ、無差別大量殺人と同じ犯罪である。

自分を殺すことにより、家族や友人など多くの人の心をも無残に残忍に

殺してしまう行為であり、もっとも卑怯で恥知らずな行為である。

どのような悩みがあろうと、絶えきれない苦しみに出会おうと、生きて

いれば、必ず解決の道はみつかる。

一年も二年も降りつづける雨があるわけがない、いつかは必ず晴れる

それが人生だ。










 

by mahalotakashi | 2006-10-29 11:00 | mahalo@哲学