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天は、虎を、見捨てたか。

昔、高倉健、北大路欣也の出演した映画で、

八甲田山死の彷徨  と言うのを観たことがある。

世界の山岳事故で史上最大の犠牲者を出した実話に基づく
ドラマで、心を強く打たれた記憶がある。

あらすじは、明治35年青森の第八師団で、雪国での軍事演習
として、雪中戦闘・雪中露営・雪中山路行軍の研究をしていたが
 演習の最中に猛烈な吹雪に遭遇して、演習に参加した兵隊
210名中、実に193名の凍死者を出したと言う、悲しいストーリー
だが、大隊長だか中隊長だか、阪神タイガースで言えば、
「岡田監督」みたいな立場の指揮官が、声を振り絞り、吹き荒れる
吹雪の空を見上げながら・・・

「天は!我を!見放したか!!」  と悲痛な叫び声を
あげるシーンが、今も忘れられない。

今の阪神タイガースがまさに、死の彷徨状態である。
岡田大隊長以下、久保中尉、島野少佐、平田大佐、金本軍曹
・・・・・・
中日ドラゴンズと言う、苛烈で厳しい大吹雪の一撃で瀕死の状態
である。

 まさに、

「天は!虎を!見捨てたかー!!!」  で ある。

今からでも、遅くない、生きて無事生還してくれ!!
ファンは、虎を見捨てはしない。

今日からの6連戦、金本アニキ軍曹が、新聞インタビューで次のような
発言をしている。

「奇跡を起こすどうこうやなくて、戦うしかない。ゲーム差もどうこうじゃ
 ない。戦うだけだ。」

以上、六甲山死のロード彷徨物語でした。

by mahalotakashi | 2006-08-15 06:02 | mahalo@野球