人気ブログランキング | 話題のタグを見る

高野山への道パートⅠ

高野山への道パートⅠ

 今回(8月13日)初盆の供養で、高野山にお参りした。
私が、3歳のころから春夏秋冬幾度となく参拝を続けているいわば
心の ふるさと  と呼べる数少ない場所のひとつである。
 幼少の頃は、熱心な真言宗信者であった亡き父親に連れられて
訳もわからずお参りに同行した。
難波から南海電車で極楽橋駅まで、そこから山頂まではケーブルカー
で登る。
高野山山頂駅からは、バスで10分くらい、当家の先祖代々が供養
されている菩提寺(別格本山)に到着する。
 修行中の小坊主さん達に出迎えられ、樹と岩と水の静寂な庭に
面した部屋に通され、暫しの静寂を満喫する。
しばらくすると執事の方が来られ、住職がお待ちですと促され、
曲がりくねり登ったり下ったりの長い廊下を寺の最も奥深いところに
有る住職の居所に案内される。

穏やかで、威厳のあるご住職が自ら点てた抹茶を、ツイと出されて
「よう、お参りになられましたなあ」と静かに微笑みながらねぎらって
くださる。

 何十代にも渡り受け継がれている、高野山の中でもかなり伝統
由緒のある寺院であるが、私が物心ついたときからお付き合い
させて頂いている住職は2人目である、世襲制で今の住職のお父さん
の時からの記憶がインプットされているに過ぎないのだが、
現住職も90歳を超えられたご老体で次に住職となられるご子息とも
私自身20年来のお付き合いになる。
 今回のお参りは、昨年10月に亡くなった母の初盆供養で現地集合
にして、私の兄弟、息子夫婦と合計11名のささやかな集いとなった。

 世界遺産として登録された現在も、その営みは五十数年前と
そんなに変ったように思われない。
ゆっくりと、おだやかに、お山の時間は流れている
高野山への道パートⅠ_d0083265_2259691.jpg
今回、寺院側の特別の配慮で、
受付の様子から、寺の内部
本堂での法要の模様、
精進料理、小坊主さんの
様子等、ビデオ・写真撮影を
許可して頂いたので、かなり
詳細に記録できた。


編集にしばらく時間がかかるので、3回くらいに分けてMAHARO日記
で、紹介してみたい。

パートⅡでは、西宮から高野山までの乗用車でのアクセス(時間短く
交通費安く)と、沿線ウオッチング・・高野山麓で意外な庶民の味を
発見!
(おまけ)世界の山道ドライブのレポート等々。

パートⅢでいよいよ、高野山の内側を赤裸々?にレポート
ご供養料金の受け渡し現場や、子供に対する意外に優しい高野山
の素顔、迫力のお勤めの様子、等々。

高野山のお参りの後、関空のホテルで1泊、息子夫婦の連れてきた
可愛い小悪魔、3歳半と1歳半の孫娘に振り回されてクタクタ・ヘトヘト
で夕方自宅に到着(小悪魔2人もついて来ておお暴れして、今さっき
加古川市の自宅へ帰っていただいたところ)

さすがに、疲れたので、今夜はユックリ眠ります。

by mahalotakashi | 2006-08-14 23:35 | mahalo@夢旅