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物流の歪み どうなる日本・どうする日本

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’11.DIARY


Message of the truth







マスコミが伝えない物流の歪(ひずみ)は深刻な事態を招いています。


 未曾有の大災害を日本に与えた東日本大震災は被災地の住民は当然のこと、日本人全員に言い様の無い不安感と焦燥感を与えています。

 テレビなどのマスコミは連日被災地の状況や福島原発事故の進展を垂れ流していますが、後手後手に回り真の事実を伝えているとは到底思えません。

 阪神大震災の時もそうでしたが、愚鈍なリーダーが国を治める時に限って自然の猛威が威力を発揮するのはなんとも皮肉な状況と言わざるを得ません。

 政府が何とかしてくれるなどと思わず、ここは国民一人一人が英知を出し合って助け合い自助努力と互助の精神で復興への努力をするしかないでしょう。

 それにかかる費用やインフラは正しい道筋を国家(政治家)が早急に考えて、憲法に基づき生命・生活・財産その他の国民への保護処置を誰もが納得できる方法で迅速に補償すれば良いと思います。
この非常時に政局を云々する政治屋は日本に必要ない輩です。

 さて、視野が狭いとお叱りを受けるかも知れませんが、イボイノシシが現在携わっているトレーラー・トラックの陸上輸送に思いもよらない深刻な事態が発生しています。

 大震災直後はブログでもご紹介したように乗務員が被災したり、その後の燃料制限でまともに走行できない状態が続いたのですが、1ヶ月経って今度はもっと深刻な問題が生じてきました。
それは貨物の動きに考えもしなかったアンバランスな状況が出てきたこと。

 一般にトラックなどによる陸送は、例えば関西と関東を例にすれば往復の貨物を効率良く捌くことにより成り立っています。

 大阪や神戸から建材や鋼材を関東地区に運び、関東からは機械部品や食品、一般雑貨などを関西に輸送することで我々関西地域物流業者の経営は成り立っています。

 ところが今回の大震災の影響で関東地区のメーカーや倉庫などが打撃を受け、時短や操業短縮を余儀なくされて関西地区への貨物の出荷が停滞しているのです。

 逆に関西方面からは関東・東北への物資が溢れるほどの需要となり、それを運ぶトラックやトレーラーが不足する事態を招いています。

 関東地域で作られた製品の大半は東北地方へ出荷され関西方面への物流の流れが止まっています。
このことがやがて物価の上昇や製品不足になることが危惧されます。

 多くの場合運賃売り上げの歩合給で生活の基盤を築く乗務員さんたちも、深夜の走行と言う過酷な業務で一般サラリーマンよりは多少多い目の給料で生活を維持しているわけですが、これが片道のみの走行となると売り上げは50%のダウンとなり、当然給料も半減します。

 貨物を積んでいてもいなくても燃料や高速料などの経費は同じだけかかります。
この状態が長期に及べば物流関連企業の倒産や衰退に繋がり国民生活にも影響が出るのは必至です。

 テレビ・新聞などマスコミに取り上げられない様々な不具合が、物流に限らず全国あらゆる業種に震災リスクを生じ始めています。

 ガンバレ!がんばろう!と励まし合うこともこの時期大事なこととは思いますが、大震災の後もっと恐ろしい歪が日本全国に広がりつつあることを認識した上で、直接被災をしていない人々も自分自身や家族の生活を守るため何をすれば良いか真剣に考える時期が来ているのではないでしょうか。

by mahalotakashi | 2011-04-14 12:39 | mahalo@雑記