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北浜界隈・難波橋 (イボイノシシの散歩道)(その2)

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北浜の大阪証券取引所前の交差点に繋がる難波橋(なにわばし)は、大阪市の旧淀川に架かる橋で浪速の名橋50選選定橋のひとつです。大阪弁では「ナンニャバシ」と発音するそうですが定かではありません。

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大阪市中央区北浜~北区西天満の堺筋にかかる、全長189.7m、幅21.8mの橋です。
途中の中之島を挟み、土佐堀川と堂島川の2つの川を渡ります。

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橋の上からは中の島の公会堂や図書館など有名な場所が見渡せ、市内でも有数の景観の良いポイントになっています。

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江戸時代には天神橋、天満橋と共に浪花三大橋と呼ばれ、表記は「浪華橋」が一般的であったようです。堺筋の西隣にある難波橋筋に架かっており、橋の長さが108間(約207m)もの大型の反り橋だったといいます。1661年(寛文元年)天神橋とともに公儀橋とされました。 1912年(明治45年)、大阪市電堺筋線の北浜以北への延伸に伴い、現在の場所に架け替えられました。


南詰(西) 高欄の獅子 阿形像           南詰(東) 高欄の獅子 吽形像
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橋の南詰めおよび北詰めには、天岡均一作のライオンの石像が左右両側にあるため、「ライオン橋」とも呼ばれています。このライオン像は左側が口を開く阿形像、右側が口を閉じる吽形像となっており、文字通り狛犬の片方である獅子=ライオンであると言えます。

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このライオン像は京阪中之島線の開通告知CMに使用されたそうです。

欄干の「みおつくし」中之島水上公園計画の一環として設計された事により、石橋風の外観、公園と一体となった階段、高欄の獅子像、親柱にはペディメントやメダリオンをあしらい、市章である「みおつくし」をアレンジした意匠が親柱や欄干に模られています。

1975年には3年間に及ぶ補修工事により戦時中に金属供出で失われた欄干や橋上灯が復元され、近代大阪を彩った美しい外観を保っています。

by mahalotakashi | 2009-03-07 21:21 | mahalo@夢旅