ミスマッチ                  2007年12月22日

 ボタンの掛け違い・・悪気はなくても、相手を気まずくさせる。
思いやりが裏目に出てしまう、そんなことが人生には往々にしてありますよね。

心と気持ちのすれ違い。善意が悪意に取られる。自分本位でミスマッチ。
 今日はそんな話をしてみましょうか・・・



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 La relazione tra coppia non può andare bene anytime.
  (夫婦<カップル>の間がいつも上手く進むとは、限らない)


d0083265_2027128.jpgFAZIO CAPO SOPRANO 
  ファジオ・カポ・ソプラーノ
CATARRATTO CHARDONNAY  
   カタラット・シャルドネ

 僕の好きなイタリアのSICILIA(シチリア)産
ワインです。
 スッキリした飲み口で、フルーティな香りの
スペシャルな白ワイン。

 どちらかと言えば、貝類とかシュリンプ(海老)
などによく合うシャルドネだと思います。

 それにとてもリーズナブル、ワインショップで
ジックリ探せば見つかりますよ。

 今日はこのカポ・ソプラーノにまつわる失敗談をご披露します。
女房は格好悪いからやめて、と言いましたけどね。


     一言付け加えておけばよかったのに・・・
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 出勤の朝、玄関で靴を履きながら見送りの女房の顔も見ずに「今夜はワインを飲むからよろしく・・」と言い捨てて自宅を出た。
 既にこの時点で僕は大きな間違いと思い違いを起こしている。
自分の頭の中では、カポ・ソプラーノのシャルドネを冷やして、シュリンプかオイスター(牡蠣)あたりでジックリ楽しもう・・と言う算段であった。

 玄関先の一言で全て女房に通じていると錯覚をしていたのだ。
永年連れ添った相手、ツーと言えばカー~だろう・・と勝手に女房の行動を決め込んでいたわけで、この辺が男の横柄さと言うか独り善がりの、どうしようもない悪しき感覚である。

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 女房は女房で、そこは永年の連れ合い、出掛けの僕の短い言葉を、
  『ワインを飲むから、なにかご馳走を頼む・・』
 と理解して(ここまでは、スムーズな進行)その夜の献立を考えてくれたわけである。

『最近魚料理が続いたから、今晩は奮発してビーフステーキでも食わせてやるか』
と、我が女房は考えたのであろう。
(ここで、第一ボタンを掛け間違えた。彼女に罪は無い。料理の種類を指示していない僕に全責任がある。なぜなら、彼女はワインを嗜まない。従って僕が飲もうとしているシャルドネにどんな料理が合うか、なんてことは考えもしていない。・・・当然だろう

 せっかくの和牛ステーキが・・・・
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 女房が腕によりをかけて作ってくれた今夜のディナー。
 もうひとつ食欲が湧いてこない。目の前の牛肉がカポ・ソプラーノのボトルラベルに描かれているトカゲの肉に見えてくる・・・
(第二のボタンの掛け違い、料理が何であるかもよく聞かず、風呂上りに冷えたカポ・ソプラーノを開けてしまった僕の愚かさ・・)

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 テーブルの上をなんともいえない冷たい風が吹く、天井あたりを「シラケ鳥」
2~3羽、円を描きながら飛んでいる。
気まずい空気が漂う、若いときなら、ここで間違いなく「夫婦喧嘩」開始のゴングが鳴る。


        掛け違いのボタンを直しました♪
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 明るい話は文体を変えて♪
 とにかく僕は出されたステーキを最後まで残さず食べきりました。なるべくトカゲを見ないようにしながら・・・
 女房も「気に入らないの!」とか、余計なことも言わず自分のステーキを美味しそうに食べていました。
 そして『おとうさんの好きなフルーツよ、珍しいでしょ』と初めて見る果物と、赤でも白でもどんなワインにでも合う好物の惣菜パンを用意してくれました。
 この心使いは、独り善がりの僕にも素直に嬉しく感じられました。

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そして、元通りにボタンをかけ終わったら、必ず必要な言葉。

 ご馳走様!どうもありがとう♪美味しかったよ。

今夜の、ファジオ・カポ・ソプラーノ・カタラット・シャルドネ・ワインは、
殊のほか美味しく感じられたのであります。(^^)





【教訓】・の関係なんて実は有り得ません。
コミュニケーションを絶えず取り合うことが重要。
面倒くさがらず、伝えるべきことはしっかり伝える。
喋ってよい時、悪い時。喋らなくてよい時、悪い時。
常に相手を思いやりながらコンタクトを取ることが
人生を楽しく過ごす秘訣です。

by mahalotakashi | 2007-12-22 00:01 | mahalo@食卓