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バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日

政府管掌健康保険生活習慣病予防検診 [揖保猪的破茶滅茶報告書]
かなりロングストーリーのブログですから、読まれる方はトイレを済ませといてください



バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_9135435.jpgようこそ! 裏ブログへ、おこしやす♪
『早く食い捲くりブログの続きをやれ!』などとイラつかずに、
今日は健康に関わるお話をしましょうよ。

 健康な胃袋と財布があってこそ、美味しい料理も楽しめるわけですから、たまにはチェックもしておかないとね・・(^^;)

 選手兼任コーチ
 現在会社でのイボイノシシの職責は「嘱託」
今年の2月に定年退職を迎えたのですが、会社との契約で「再雇用」という形で今の職場に居座っています。
 仕事の中身は、後進の指導、教育、取引先(業者を含む)管理、その他諸々・・毎日忙しく(意外に)働いています。野球で言えば「FA取得選手」というところかな。

 事務や営業、それに管理、若手の指導も行いますから、「コーチを兼任した選手」というような立場です。
 会社との契約は一年ごとの契約更新となっています(これも野球と一緒)既に9月の時点で会社からは来年(平成20年)のオフアーを頂いております、ありがたいことです。

 契約更新の一つの条件に「メディカルチェック」(身体検査)があります。
いくら優秀(?)な人材でも入院するような大病を抱えていては、アウトです。そのため契約更新の半年以内前にチェックを受ける義務があるわけです。

バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_9462154.jpg 胃袋を空っぽに!
 検診日の朝、午前6時30分頃に、トースト1枚(バター抜き)と紅茶(砂糖・ミルク抜き)だけのシンプルな朝食。これから午後1時の検診まで一切食べては駄目、コーヒーやドリンクも駄目、とにかく胃袋を空っぽにしておかなければなりません。
 これが大変辛い!!(><;)


 出社すると、いつもなら事務員のミキちゃんが「アイスコーヒー」を入れてくれて、その後「伊藤園の、お~いお茶」をデスクに置いて仕事に取り掛かるのだけれど、今日は何も口に入れてはいけない日、時間の経過とともにイライラ、ソワソワしてきます。
 誰でもそうだと思うのだけれど、お腹が空くと、何となく怒りっぽくなりますよね・・
それを察してか、若い社員連中は誰もイボイノシシのデスクに近寄ってきません。クチャ所長もあまり重要ではない九州出張に昨日から出かけてます。

 俺は出かける!
 午前11時を回ると、空腹の為「目眩・めまい」がし始めました。
このままでは事務所の中で暴れ始めるかも分からん、と自己判断して少し早かったけど検診に出かけることにしました。
 地下鉄で一つ目の「長堀駅」の近くにセンターがあるのですが、ブラブラ歩いて行くことにしました。

 この街は、食べ物屋だらけやないか!!
バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_20585762.jpg 久しぶりに歩く堺筋だけど、この街は異常に食べ物屋が多く角地は全て食道かレストラン、フアーストフード店です。
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バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_216735.jpg 大阪のビジネス中心街で昼間人口が膨れ上がる地域だから、サラリーマンの胃袋を満たす店が多いのは理解できるけど、それにしても多すぎる。
自分の空腹のためかしらと思ったけれど、やはり異常に多い。


バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_2182483.jpg それと歩道のあちらこちらにやたらと「露天の弁当屋さん」が多いのにも驚きました。(結構売れてる・・)
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食べ物ジャングルを掻き分けながら歩くこと約20分、やっとセンターに辿り着きました。頭の中は食べる事しか考えられない一種のパニック状態、脳波検査したら異常発見!てなことになるかも知れません、お腹はグウグウ鳴りつづけています。


 煮るなと、焼くなと、好きにしてくれ!!
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バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_21415997.jpg 生きる屍(ゾンビ)状態で健康管理センターの玄関に入ったら、丁度お昼12時。
 いつもなら、トンカツ弁当か、豆ごはん定食か、ラーメン定食か・・「何でも好い!!」を、目を細めて食べながら、至極の時を過ごしている時間なのに・・・
 まだ、誰も来ておりません。

バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_21423999.jpg スリッパに履き替えて2階の総合受付所(待合室)へ上がります。ブラインドが下ろされてシーンと静まりかえっておりやす。お医者さんや看護師の方々は、美味しいお昼を愉しんでおられるのでござんしょうか・・・
 ソファーに腰掛けて受け付け開始を待ちます。お腹がすすり泣いております。

 オナカを空かせたオナカマが来たぞ~い♪♪
 1時15分くらい前になると大勢の老若男女が集まってきました。
ソファーに腰掛けてテレビを観ている人が大半だけれど、みんな目が空ろ・・ボンヤリした表情で活気がありません。普通100人近い人間が集まるとザワザワガヤガヤとウルサイくらいですが、話し声はおろか咳払い一つ聞こえません。皆さん空腹を我慢して喋る元気も無いのでしょうね・・・
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午後1時、受け付け開始!!
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バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_21452374.jpg1時になると奥の部屋から書類を持った「看護師」の人が、数名出てきて大声で名前を呼び始めます。勿論一番先に名前を呼ばれたのはイボイノシシです。健康保険証を提示して窓口で検診料を払い込みます。それから色々説明や注意事項を受けるわけです。

 受付が終ると、最上階(4F)の更衣室でパジャマみたいな診察着に着替えます。自分のカルテ票を持って下の階へと順番に移動しながら、検診を受けていくわけです。
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              さすがに撮影できるのはここまで。

[検診レポート] (以下の写真は借り物)
 ここからは緊張と空腹の為、語り口調が新聞記者みたいになります。

男女同じ色のパジャマみたいな診察着衣に着替えて廊下へ並ぶ。

 まずあらかじめ採取していた2日分の便と、トイレで紙コップに注いだ尿を提出。
次に体重と身長を計測、体重は前回(去年)より、2.4Kg増加していた『増えてますよ!気をつけてくださいね』と白衣の女性に笑顔で注意された。
「食べ捲くりブログ」のせいだろうか・・70Kgを超えたのは久しぶりだ。

バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_1451760.jpg 指定された番号の部屋に順番に送り込まれる。
血液採取、聴覚・視力の検査を経て、血圧測定、2回測って低いほうをCP入力してくれた。
医師の問診と胸部触診、特に問題なし。

 心電図をとりレントゲン撮影、そして愈々問題の「バリウムX線検査」である。
まず発泡錠剤を飲まされる、胃袋を膨らます為だ。
『ゲップをしたらだめですよ!』と注意されるが、すぐ出そうになる。

バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_14114299.jpg 両脇に手すりがついたステンレスのまな板みたいな台に背中をくっつけて「気をつけ」をさせられる。
左手には甲子園球場で飲むビールの紙コップくらいのデカイコップ、バリウム液がなみなみと注がれている。

 『ハイッ!一口飲んで・・』と、担当技師の声が天井のスピーカーから聞こえる。まな板が音も立てずに後へ倒れる。
 『ハイッ!そのまま右の方へ回転してください・・・グルリとそのままうつ伏せになって・・・ハイハイ・・今度は左へ・・』
 突然まな板が逆さまに傾く、手すりを思い切りつかむ。
『胃袋の内部に液を塗りつけているんですよ、ハイッ!今度は左45度で身体を止めて・・・息を止めて・・・』
 X線写真を撮っているらしい。

 『ハイッ!!今度は残ったバリウム一気に飲んでください。食道の様子を撮ります・・・息を止めて・・・』
 く・く・くるしい・・この技師、『息を止めて・・』とは言うが、『吸ってとか、もう良いですよ』と言わない、こちとら素人だから、どれくらい息を止めてどの辺のタイミングで吸っていいのかわからない。
 超真面目人間がいて、そのまま息を止め続けたら「どないすんねん!」業務上致死罪で逮捕されるぞ!!

バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_1422258.jpg 右向け、左向け、伏せろ、あお向け、45度の角度で止まれ!・・まるで「まな板ショウ」やないか!! だんだん腹が立ってきた。
 科学技術大国の日本じゃろ!まな板が自由自在に動いて角度を決めればええやないか!冷たいまな板の上でうなぎみたいにクネクネさせるな!!

 止めは「鉄の拳骨」によるボディブロウの炸裂だ!
『ハイッ!お腹の力を抜いて・・力んだらだめですよ・・・』野球ボールくらいの丸い鉄球を先端に取り付けた鉄のアームが、グィーンと近づいてきて、みぞおちの辺りを押し捲る。結構強い力だ。恐怖さえ感じる、胃袋の上下、横側を強く押しまくる。
 スイッチ入れ間違えて「最大出力」になったらどうすんねん!!背中へ突き抜けてしまうやないか!やめてくれえ~!!と、叫びそうになった瞬間、『ハイッ!お疲れ様でした』の声、鉄の腕も『ウィ~ン・・・・』と格納される。
 多分1週間ほど寿命が縮んでいるはずだ。

バリウム飲んでメディカルチェック     2007年10月11日_d0083265_14231875.jpg フラフラ、ヘトヘトで室外にでると、可愛い顔した看護師さんが『今までに便通で苦労されたことありますか?』と聞く。「毎回苦労してます」というと、『では下剤を普通の倍、4錠渡しておきますから、水分を多めに取って、がんばってくださいね』だって。
 「何を頑張るんじゃ!!もっと後遺症(?)の残らんバリウム発明しろ!!」と心の中で叫びながら長堀健康管理センターを後にしたのである。


 以上でレポート終了です。
お陰で特に異常は無かったようです。詳細は2週間後くらいに届きますが、なんとか契約のクリアはできそうです。
 罵詈雑言でセンターの方(特にバリウムX線検査技師さん)を茶化しましたが、本当は大変感謝しています。ありがとうございました。

 今夜から、水戸黄門さまと白い魔物の戦いが始まりますが、週末くらいからは又元気に、
食べ捲くりブログをUPしますから、ご心配なく。

 長々とお付合いいただいて、ありがとうございました。


  みなさん!!胃袋は大事にしましようね!

by mahalotakashi | 2007-10-11 15:10 | mahalo@雑記