酒蔵夢街道  西宮郷 -1 白鹿クラシックス  2007年7月4日

ゆっくり、のんびり、じっくり、ブログを投稿します。ゆっくりのんびりじっくり見てください
 
 酒蔵夢街道 西宮郷   <No.1 歴史の息吹とモダニズム>

「西宮のえべっさん」で有名な、西宮えびす神社の南側一帯が、灘五郷の一つ「西宮郷」である。前回紹介した今津郷とは、南北に伸びる道路札場筋で区切られている、西は夙川で線引きされる。                      西宮えびす神社(国道43号線側から撮影)
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 正式な呼び名は、西宮神社(えびす宮総本社)である。
毎年1月10日の朝テレビで紹介されているから、ご存知の方も多いと思われるが、この神社で「開門神事福男選び」が催されている。開門と同時に本殿目指して男たちが一斉に駆け出す。途中で転倒する人もあったり、勢いがつきすぎてコースを外れたり、結構面白い。
 また、灘五郷の中心らしく日本酒や宮水にまつわる神事(宮水まつり等)も数多く実施されていて、年中楽しめる。

<ホームページ、http://www.decca-japan.com/nishinomiya_ebisu/>で、詳しく紹介されているから、興味のある方はどうぞ。

d0083265_002376.jpg 西宮神社の南側一帯に「宮水井戸」が集中、住宅街の中あちこちに各酒造メーカーの井戸が点在している。いわゆる宮水の原点にあたる地域だ。
 この宮水のおかげで、西宮市が全国に誇る銘酒の生産地として“胸が張れる”わけだ。



d0083265_025775.jpg 先日カメラ片手にブラブラ歩いてみたら、狭い地域に10社近くの酒造メーカーの井戸を見つけた。有名な名前もあれば、初めて聞くような名前のメーカーもある、看板も様々だ、沢の鶴さんのように見上げるようなものもあれば、手書きに近い看板もある。あまり多いので写真は省いた。



 「伝統にあぐらはかかない」
 西宮神社から真直ぐ南へ進むと、清酒関連の博物館や資料館が集中している場所がある。清酒「白鹿」で有名な、辰馬本家酒造㈱が展開するエリアだ。
今津郷は大関酒造が中心をなしていたが、ここ西宮郷は、辰馬本家酒造の独壇場である。後に紹介する、「白鷹」や「松竹梅」も頑張っているが、やはり「白鹿」が圧倒している。
「伝統にあぐらはかかない」は、その辰馬本家酒造のキャッチコピーである。因みに、同社の創立は寛文2年(1662年)というから、345年の伝統があるわけだ。


d0083265_23405278.jpg 酒ミュージアム
 「黒松白鹿」醸造元の辰馬本家酒造が昭和57年に開設。平成7年の阪神・淡路大震災で全壊した「酒蔵館」を、明治2年の上棟と伝えられる酒蔵を利用して新たに「明治の酒蔵・酒ミュージアム」を開館した。
 明治の雰囲気が漂う酒蔵館の中には大桶の干し場や釜場、槽場などが再現され、酒造りの道具コーナーでは自由に道具類に触れられるそうだ。手前の看板「白鹿クラシックス」とあるのは、やはり酒蔵2棟を改造して作られた辰馬本家酒造直営のレストランである。



 イボイノシシの大いなるミスチョイス!
 ここまでは真面目にレポートをしてみた、資料を確認したり隅々まで調査をして写真もかなりの枚数を撮った。「西宮郷」を語るには1回2回ではとても無理!結構時間がかかりそう。
そこでまずは腹ごしらえ、月曜日(7月2日)の夜七面鳥夫人を誘って「白鹿クラシックス」へ出かけた。
 (丁度、ブログゆっくり宣言をした日の夜だ)
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 第一番目のミスは、月曜日を選んだこと。
 前日が日曜日で近郊の漁港は漁がおやすみ・・・とれとれ新鮮な魚介類が無い!
席に着いて選んだのが、その名も「宮水・Miyamizu」というディナーコース。前菜・中菜・主菜・デザート・・で、中菜と主菜はそれぞれ3~4種類(和食・イタリアン・フレンチ)の料理がチョイスできる仕組みだ。さすがに本日は新鮮な魚のメニューはなかった、残念!


d0083265_23454796.jpg 第二のミスチョイス
 メニューとニラメッコしてたら、係りのお嬢さんがニコヤカ笑顔で『お飲み物はなにがよろしいですか?』と、お酒リストを持ってきた。吟醸蔵出しとか少し珍しくもある日本酒とリキュール類、それにビールやワインも一通り揃っている。「じゃあ、この赤のグラスワイン」と指差したら、七面鳥夫人が怖い顔で・・・・・
『馬鹿ねえ~・・日本酒の蔵元のお店よ!何がワインなの!清酒にしなさい!!』ときた。自分は飲めもしないくせにうるさい(BBBB・・・)と思いつつも、白鹿(辛口)の冷酒を頼んだ。

d0083265_23464458.jpg 選べるディナーコース
「宮水・miyamizu」

<前菜>
スライスされた蛸と烏賊のカルパッチョ、蒸し海老に鴨のローストにクリームチーズ添えの三種盛り合わせ。これは1種類限定。

<中菜>
・本日のシェフ一押しパスタ料理
・海の恵と彩り野菜の蔵六寿司
・ピッツァ本日のスタイルにて・・・ この3種類から好きなものが一つ選べる。


d0083265_23481679.jpg海の恵と
彩り野菜の蔵六寿司

 七面鳥夫人がチョイス。
寿司飯の上にトマトで挟まれたサーモン、それに赤と黄色のピーマンが添えられて、見た目は美しい。
お味は?一口した夫人、片目をつぶり親指と人差し指で「OK!」マーク。


d0083265_23494683.jpg本日のシェフ一押し
パスタ料理

 イボイノシシのチョイス。
蝶ネクタイのような形の、ラビオニの挽肉入りトマトソースあえ。
茹でかげんも丁度良く、ピリッとしたソースも食欲を増してくれる。
「やっぱり・・ワインにすべきだった・・・」


<主菜> メインディッシュ

・海の幸のミラノ風カツレツ菜園風トマトソースに、レモンを添えて~舌平目、甲イカ、帆立~

・飴色に煮込んだトロトロねぎ豚~薩摩豚にて~

・本日の魚料理~シェフズスペシャル~ (漁が休みのためご用意できません)

・本日の肉料理~シェフズスペシャル~



第三の、ビッグミスチョイス!
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「ミラノ風」という文字に迷わず注文した海の幸カツレツ。大いなる誤選択であった。
 白鹿クラシックスのシェフに失礼だが、いつも会社で食べてる昼弁当のおかずとほとんど変わらん!それにトマトソースも先ほどのラビオニと「同じ味やないかい!」こめかみに青筋が立つのがよくわかった。

七面鳥夫人は賢者の選択
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肉好きの七面鳥夫人は迷わず、トロトロ薩摩豚の煮込みをオーダー。一口食べるなり目が細まり、まるで西宮えびす神社の「えべっさん」みたいなニコヤカな恵比須顔になった。

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えべっさん夫人が、鬼瓦顔のイボイノシシに聞いた『どう~美味しい~カツレツは♪』・・・・
口の中の甲イカが中々噛み切れないイボイノシシ「・・・・・」無言だった。


d0083265_23534851.jpgお店の選択は成功。
 食事の後、支配人がお店の外まで送ってくれて、隣棟の酒蔵の窓越しに色々説明してくれた。次回に店内とか周辺の詳しい紹介をするが、「白鹿・クラシックス」はとてもジェントルでフレンドリーなお店であった。


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 帰り道、夜空に輝く白鹿の広告塔が、イボイノシシを笑っているようだった。


 *長あ~~~いブログに付き合っていただいて有難う。次回はいつになるか分かりませんが、灘五郷(西宮郷)まだまだ続きます。よろしくおねがいします*


白鹿クラシックス (はくしかくらしっくす)

by mahalotakashi | 2007-07-04 09:10 | mahalo@西宮