お使いシリーズ 2007年6月24日
鮮魚朝市
日曜日の朝、今津港近くのショッピングセンターの、鮮魚朝市コーナーを覗いてきました。
このショッピングセンターは元々水産関係の会社と言う事も有り、魚貝類の品数の豊富さでは関西有数のお店です。瀬戸内近海の朝網・昼網の取れたてピチピチの魚や、特別ルートで取り寄せられる全国有名魚貝類が所狭しと並べられます。
本当に見ているだけでも楽しいイボイノシシお気に入りのコーナーです。活き絞めされた鯛やひらめ、大型の魚もそのままの姿で販売されています。お客さんはその場で魚のさばきを頼めます。刺身・煮物・焼き物・フライ・開きに三枚おろし、お客の要望通りに切り分けてくれます、その包丁捌きを見るのも面白いです。
ラッシャ~イ!テテカム・鯛やでえ~!
『イラッシャ~イ! 手を噛むほど活きのいい、鯛ですよ!』と言ってるのです。
八百屋さんやお肉屋さんに比べると、魚屋さんは威勢がいいですよね。魚の新鮮さを強調するテクニックでしょうね、陰気な親父が「いらっしゃい・・何にします・・・」なんてブツブツ言ってたら、一変に食欲なくなります。だから掛け声は重要なパフォーマンスなんです。
関西人特有の“チャリ”精神がこういう場所でも時々暴走することがある。チャリとは、お調子者とか、おふざけ、と言う風に理解してください。包丁さばきに見入るお客さんや、掛け声に反応するお客さんを前に、魚屋のアンチャン、徐々にエスカレートし始めテンションがハイになってきます。そしてついに・・・・
どこの地方でも独特の替え歌とか、チョット人前で歌えないような「戯れ歌」とか「しゃれ歌」ってあるでしょう。少し下品で卑猥、知性のかけらも無い他愛の無い歌、でも誰もが知っている歌。それを歌い始めたのです、魚屋のアンチャン。
♪さかなやの!おっさんが~♪屁をこいた!! 鰤(注1)
関西在住の方や出身の方なら、一度は耳にしたことがある「クダランソング」です。
受けたのは、4~5歳の坊やと80歳くらいのおじいさんだけでした。
(注1) 【鰤】ぶり アジ科の海水魚。全長1.5メートルにもなる出世魚。
くだらないことを発表して申し訳ありません。気分を悪くせずにもう少し付き合ってください。
このお店の魚の目はどれも澄んでいます、活きの良さの証明でしょうね。普段滅多にお目にかかれない魚も数多く並べられています。
関西の夏の風物詩「はも」
宮城産のカツオの横に、今朝大阪湾で捕れた「生はも」が骨きりをした状態で並べられています。祇園祭が近くなり、蒸し暑いこの時期、爽やかな食感は「やめられまへんなあ~」
冷蔵庫で冷やしてすぐ食べられるように、小分けしてパック詰めされた湯引きのはも。
梅肉やからし味噌でいただけば、涼味万点です。
鯨(くじら)も、ありまっせえ~♪
北海道産のウニやイクラ、静岡県相模湾の桜エビ、とにかく豊富!きりが無いので写真は途中でやめました。しかしどうしてもお見せしたかったのが、「鯨肉」ミンク・マッコウ・セミ~多種類の鯨肉やベーコン、さえずり(鯨の舌)や、赤身に脂身、さらし皮、おばけ等々、驚くほど並んでいます。
鳥取県境港沖の本まぐろの大トロ
珍しい魚や、アンチャンのパフォーマンスを見た後、七面鳥夫人におねだりしたのが、鳥取県産の本まぐろの大トロ。
青森県大間のデッカイ本まぐろはテレビなどでお馴染み。その大間目指して東シナ海から対馬海峡を経て日本海に入り、北上する本まぐろ。これが絶品!身が引き締まり余分な脂肪がなく大トロもサッパリした口当たり、これが極上の、「トロ」なのです。
(冷凍物ではなく、生まぐろです)
鳥取産本まぐろの大トロ、いただきまあ~す♪
「さかな」とくれば「ネコ」、明日は「関西弁の猫でんねん」をUPします。
by mahalotakashi | 2007-06-27 00:01 | mahalo@食卓