イボイノシシの道草 2007年6月18日
おはようさん!暑うなりましたなあ~
おっさん連中は群れる。
おなごはん天下の大阪ではどうもおっさん連中の影が薄い。仕事中はそうでもないが、オフィス街の昼休みの食堂やレストランでも、アフター・フアィブの居酒屋でも男性同士で群れる傾向にある。東京や他の都市では群れるというより「集う」という感じがするが、ここ大阪は「群れる」という言葉がピッタリする。
そんな群れるおっさんやにいちゃんの生態を、今日は観察してみよう。
立ち飲み屋に串かつ屋に、のれんの内側には疲れ気味のおっさんの姿が・・・
日々進化する華やかでまぶしいおなごはんと若者の都会のところどころに、そこだけ時代から取り残されたような一角。まるで羊(ヒツジ)の囲いか犬小屋みたいな感じで存在する。そこに群れるおっさんたち、なにかペーソスを感じる。
群衆の中の孤独
喧騒の中の静寂
阪神タイガースの帽子とユニフオームを着用して地下鉄に乗り込むおっさん。
48000人の群れが彼を待っている。30分もすれば、ここでは浮いて見える彼も黄色い波の中に飲み込まれてしまう。彼の目的はそこにあるかも知れない。
誤解の無いように言っておくが、私は群れる大阪のおっさん達を批判している分けではない。恥ずかしいとも思わないし、ある種「ほっと」するような連帯感さえ感じるときがある。
それまで気にもかけなかった行為が企業のコンプライアンス強化によって、厳しく規制される、息苦しささえ感じる職場。自宅に戻っても居場所のないおやじ・・・同じ境遇のおっさんの集まる串かつ屋、焼き鳥屋、立ち飲み屋・・少なくとも周りは敵ではない。なんとなく心が休まる、一瞬にしても・・・
そんなところやおまへんか・・・
by mahalotakashi | 2007-06-18 00:10 | mahalo@夢旅