関西弁の猫でんねん (国士無双の憂鬱)
A Love story of a black cats
黒猫達の恋物語
彼の名前は国士無双(こくしむそう)
ウェストサイドのボス猫だ。元々は飼い猫であった、今も首輪をつけている。少し気が強く荒々しい性格を持っている。尻尾が途中から切れているのが特徴である。
イーストサイドのボス黒流(くろながれ)も同じく大きな黒猫だが、こちらはおとなしい性格で、人間もあまり怖がらない。
<以前、魚屋のおじさんが来た時に足を上げっぱなしにしていた猫だ>こちらは流れるような立派な尻尾が特徴。
雄と雌、恋の駆け引き
右の写真、2匹とも黒毛の雌(めす)猫。
どちらも可愛い顔をしている。
首輪をつけた左の猫を、のりか右の少し暗い表情の子は、うのと、しておこうか。
物語に入る前に、下の写真の3匹の位置関係をよーく記憶しておいてほしい。微妙な心の動きが見えてくるはずだ。まず民家の玄関先に座っているのが“うの” その先エアコンの室外機の横の2匹、手前が“のりか”そして“国士無双”だ。
『うので~す。わたし待~つわ♪いつまでも待~つわ♪』
『あなたが必ず振り向いてくれると信じてね・・』
「オイッ!のりか」
「浮気してないやろな」
『うち、あんたのその疑り深い目がすきやねん♪』
『するわけないでしょ』
「そうか、よしよし・・・」
「そしたら2匹で子作りにはげもうか・・」
「黒い子猫を沢山産んで、俺の縄張りを黒猫だらけにするんや、このウエスト地区が黒猫帝国に生まれ変わる。白猫も虎猫も三毛猫もみんな追い出して、ブラックワールドを築き上げるんや!どや!のりか・・」
『あほ!』
『うち、あんたのそういう考え方大嫌いやわ。うちは飼い猫やけど、この辺のノラ猫達とお友達よ、みんなで助け合って生きていかなどうするの・・・』
「おまえ!俺に説経するつもりか・・わかってないなあ~雌猫は・・」
「野良猫の世界は食うか喰われるかや!座っててエサもらえるお前らとは生き方が違うんじゃ!ボケッ!俺は子供を逞しくしたいだけや」
『あんたかて、昔は飼い猫やんか・・』
「それが嫌やから野良の生活選んだんや!」
A man is rough with an ambitious person
A woman is tender and is friendly・・・ An offer is WildBoar
雄(男)は身勝手
『ひゃあ~♪嬉しい』
『やっぱり来てくれたんやね、国士無双はん』
「うの、元気か?」
『元気元気・・♪♪』
「のりかと話してたら、頭が痛くなるわ・・おまえは素直やなあ」
「さあ~いこか・愛の巣へ」
『いやあん、愛の巣やなんて恥ずかし、顔が赤くなる』
「ならへんならへん、元々黒い顔や俺たち黒猫族は」
チョット待って!
「そこの、お二匹さん」
「イチャツイているところを、お邪魔するみたいだけど・・」
「ウルサイ!余計な事しゃべるな、のりか」 『いいえ!喋ります全メス猫のために』
・ 人間の厚生大臣のおっちゃんのように、私たちメス猫を子供製
・ 造マシーンと思ってるのよ!自分の野心と身勝手のために・・』
『うん、わかるような気がする・・・・』
Friendship appearance (友情出演)
「ははははは・・黒流やけど、国士無双、見事にふられよったなあ~ハハハ!」
「猫も人間も一緒やけど、カラーなんて関係ない!黒でも白でも黄色でも・・・愛に国境はないとかいうやろ。猫種差別はいかんぜ、俺を見てみ、茶色やブチや黒に囲まれて毎日幸せ者や♪思っていても口に出したらお終いや、雄(男)は黙って勝負!分かる?国士無双君」
by mahalotakashi | 2007-06-17 00:01 | mahalo@動物