第5番目の趣味は、温泉。 2007年6月9日
七面鳥夫人、第5番目の趣味は・・温泉
予約確認電話
『イボイノシシさまのお宅でいらっしゃいますか?こちら、有馬の古泉閣(こせんかく)と申します。本日のご予約のご確認でございます』
玄関のドアを開けて、六甲山の方を見ると、真っ黒な雨雲。甲山がクッキリ見える。こんな風景は珍しい。甲山の左手から霞んでいる六甲山東端の裏手に有馬温泉がある。
自宅から最短コースをとれば、古泉閣まで車で30分。時折雷鳴が轟く。「ああ~最悪!」
実は、今週頭に七面鳥夫人と「温泉にでも浸かって、旨いもの食うか♪」という話になり、会社から有馬温泉の老舗旅館「古泉閣」に、日帰り入浴とランチ・サービスの予約をしていたのである。今朝からの豪雨(凄かったホント)に、旅館側から心配の電話だったのだ。
「はいはい、どっかの国からミサイルが飛んできても、行きますよ!」と返事して切る。
午前10時過ぎに自宅を出発。山道は洪水のようだった。
車は順調に進み予定通りの時間に古泉閣に到着。ラジオの天気予報では落雷と局地的豪雨の警戒をしきりに流している。そういえば昨夜のカミナリ凄かった。
ロビーはガラガラ
案の定客は少ない、時間帯の関係もあるが人影はまばら。結構キャンセルがあったみたいだ。従業員の応対が異常に良い、ニコニコしながら『イボイノシシさま、いらっしゃいませ!』
驚いたことに、支配人(と、思しき人物)が、わざわざ庭園内にある湯殿まで案内してくれたのである。考えられないサービスだ。雷雨の中、約束を守って時間通りに到着した、イボイノシシ家に感動してくれたのか(笑)
その頃になると、あれほど激しかった雨風がウソのように止んだ。七面鳥夫人とイボイノシシは昔から、晴れ女・晴れ男と言われている(コレ真面目な話)
有馬温泉 元湯 古泉閣は、純和風の由緒正しい老舗の温泉旅館だが、本館の背後に広大な敷地を有し(山一つ分)そこに、洋風のコテージやフレンチ・レストラン、プール、ジャグジー、バー、を点在させ、日本庭園や精進料理の料亭をも配している。
もちろん、温泉も敷地内に用意されている。岩風呂とか露天風呂、それに八角堂・・今回、七面鳥夫人は、八角堂をお選びになった。
「ノルウェイの森」(村上春樹氏はこう呼ぶ、通常は、ノルウェー)の中に建つ教会みたいな建物、八角形の形で男女の湯船がシンメトリーに区分けされていた。
誤解のないように!訪問者の女性方や、一般の女の人を指しているのではない!
ここで言う、“女”とは、そう!七面鳥夫人のことである。
(女) あなた・・ゆっくり浸かってね、温泉に・・・
(男) <イボイノシシのこと>『いちいち説明するな!分かってる!』てか、「ハイハイ」
(女) いつも馬鹿みたいにお風呂の時間早いんだから!しっかり洗うのよ!
(男) 洗うのよ・・ちゅうて、銭湯に来たのと違うデ、ここは温泉やで・・
(女) だから・・しっかり洗って、しっかり浸かるのよ!
(男) なんで、しっかり・しっかり!て言うの君は、ここは癒しの場所だぜ,のんびりだろ。
(女) もう!ああいえばこういう、アホじゃない?あなた。
(女) 今10時50分、ランチタイムが12時。1時間10分!のんびりでもなんでもいいから、
温泉を堪能しなさい!じゃあ、12時にこのロビーでね!
(男) 1時間10分もお湯に浸かってたら、死んでしまうデ!
(女) 死になさい!だって!もったいないでしょう!料金高いのに!
(男) <ややよろめいて>・・・・・・・・セ・セ・・・セコ~~~イ・・・
おかげで湯船の写真をゲット!だぜ!
男湯は、先客の70歳くらいのご老人が、おひとり・・イボイノシシが浴室に入るのと入れ替わりに軽く会釈されて浴室を出られた。ご老人が着替えを済ませて男湯を出ると同時に、行動開始![フルxxのまま、脱衣所へもどり、ビデオデジカメをバスタオルでくるみ、再び湯殿へ・・大きく深呼吸してカメラを回す。
突然誰か他のお客さんが入ってきて、フルxxカメラを回しているオヤジを発見したら・・・パトカーが来てバスタオルを腰に巻いたままのイボイノシシが逮捕されて・・・明日の神戸新聞の朝刊に「変態イボイノシシ、温泉で盗み撮り!」「何を撮ろうとしたのか?団塊変態・・」ていう、記事が出たら、一番泣くのは誰だろう???
ドキがムネムネ・・じゃなかった、胸をドキドキさせながら撮った写真(今までのパクリ写真掲載を大いに反省)かなり自信あり。源泉の金泉、地上に噴出すと同時に酸化して鉄さび色に変色、コレが金泉と言われる所以だ。
「ヒェーッ!神戸新聞や!」バスタオルに包んだカメラをへその下にあてて、あわてて浴室を飛び出す。
あわてて着替えて、ロビーに出たら、まだ11時35分23秒51・199・・勿論
七面鳥夫人は出ていない。彼女はインベーダー??
てなわけで、ランチタイム・エピソードは明日にします。でもね、有馬温泉からの帰り道六甲山に沈む夕日、よかったですよ。自然は偉大なるアーティストですね。
by mahalotakashi | 2007-06-10 00:20 | mahalo@夢旅