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首輪とリード

首輪とリード_d0083265_03721100.jpg 毎朝通勤する駅の構内をねぐらにするハト。

通勤客の足元をちょこちょこと歩く。

いつもの風景。

送電柱のテッペンで、遠くの山の頂上を見つめる。




首輪とリード_d0083265_0382686.jpg 川面のカラスも物思いに耽る。

我が家のベランダに集まる雀やカケス。

みんな自由だ。

飛びたい時に飛び、

休みたい時に休む。


首輪とリード_d0083265_0405418.jpg これまでブログで何度か猫達(主にノラ君)を、紹介してきた。
「関西弁の猫でんねん」で、数十匹はUPしている。猫ばかりで犬はどうなの?と聞かれたことがあるが、勿論、犬も大好きだ。ペットが飼えないマンションなので、熱帯魚(カージナル・テトラ等)が唯一の動物家族(?)。
 少し寂しい・・・


首輪とリード_d0083265_0541890.jpg で、ワンコ(犬)ブログが少ないわけは、彼らに着けられてる、「首輪」や「ハーネス」それに繋がる「鎖」や「リード」が、私には大変痛ましく見えてしまうのである。
つい最近も放し飼いの犬に子供が噛まれた事件があった、犬に首輪・リードは当然必要だ、マナーでもある。それはよく理解している。
 「首輪を外して自由にしてやれ」なんてアホなことを言う気も無い。

 しかし、1ブロガーとしては丁度、以前紹介した「教会の前の電柱と電線」を見るときの感覚なのである。電線もリードも絶対的に必要なものだ。しかし邪魔になる、うっとうしい・・
我侭な理屈だが、いつもそう思いながら犬を見てしまう。
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 犬を連れて散歩中の人に「可愛いですね、撮らせてもらえますか?」と訊ねると、殆んどの飼い主さんが快く了解してくれる。しかし、撮るほうも撮られるほうも、妙に緊張してしまって硬くなる。修学旅行の記念写真のごとく。
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 リードを装着された犬たちは、一様に首を垂れて元気が無い。近所のノラ猫達や駅のハト、川辺のカラスのように自由でおおらかなポーズは見受けられない。
自然じゃない姿、だから切ない。
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 とはいえ、他人様の敷地内まで押しかけて、撮影するような馬鹿な真似をする気も無い。
リードは無視して、できるだけ明るく可愛いワンコの写真を掲載できるようパパラッチを続けたい。自宅で犬を飼ってる人が羨ましい、リタイアしたときは必ず飼いたいと思う。
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 考えてみれば、人間だって見えない首輪やリードを着けられているようなものだ。
仕事・付合い・法律・組織、本当の意味での個人の自由は透明なリードで制御されている。

by mahalotakashi | 2007-06-02 01:03 | mahalo@動物