おでんでおでむかえ             2007年3月19日

 今宵我が家は民宿旅館になる。

 ハネムーンでタヒチへ行ってた“娘夫婦”が今夕帰ってくる。
成田経由で大阪空港到着が午後5時5分、12~13時間のフライトだ多分へろへろになってるだろうから、車で迎えに行くことにしている。
実は娘たち暫らく住む家がないのである、臨時ホームレスだ。結婚式の直前に旦那の転勤が決まり当初予定の神戸の社宅(マンション)入居が、加古川の社宅へ入居に変更になって、その社宅の手直しやらなにやらで、今月一杯住む場所がない(旦那は現在、神戸の独身寮住まい)当分別居婚となるわけだ。だから今晩は夫婦揃って我が家に宿泊となる。

 それともう一人お客さんがある。加古川市に住む長男だ、今夜大阪で飲み会があり明日早朝から西宮市で研修会があるので一晩とめてくれ、と言う。
総勢3名、巨漢揃いのお客様『時間差もあるし夕食何にする・・』と思案する女房。

 「そんな時は、我が家の定番<おでん>があるじゃないか」と、提案したら『グッドアイデア!』と誉められた。『お父さん、お願いね』ときた、よく考えれば我が家のおでん作りは私の受け持ちだった。


d0083265_1119829.jpg 日曜日の夕方おでんの種を買出しに出かけ、午後7時頃から仕込みに入る。女房の役目はゆで卵とジャガイモと大根の皮むきだけ、後は全て私がやる。いつも5~6時間じっくり煮込むのが特徴、そのため種の入れ時が難しい、ジャガイモなど余り早くから入れると崩れてしまうし、お汁が濁る。


d0083265_11353869.jpgd0083265_11371879.jpg 今回の目玉種は、さばいたばかりの国産牛すじ肉と、北洋で捕れたまっこうくじらのコロだ。若い連中なので肉系が無いと物足りないだろう。この二品は煮すぎるとドロドロになるので、食する1時間前あたりに鍋に入れる。


d0083265_11494149.jpg 午後9時過ぎに牛すじとコロ以外の種が土鍋の中に納まる。これからが大変だ、とろ火にして出し汁を満遍なくかけ、蒸発分を足してゆく、玉子などが鍋底にくっ付かないように、種を上下に入れ替える。結構手間のかかる作業である。




 ほぼ格好がついてきたので、一休み・・とリビングのソファーの方へ行く、時刻は午後10時を回っている。ソファーで女房が泣いていた、おでんを作る私に対する感謝感激の涙か・・と思ったら、テレビ「華麗なる一族」の最終章を観ながら泣いていたのである。
深夜0時を過ぎる頃、なんとかおでんが完成した。

by mahalotakashi | 2007-03-19 12:33 | mahalo@食卓