ワインを語るなら・・・              2007年3月12日

 最近やたらと新着フォーラムが届く、開いてみると大抵ワインのウンチクである。
興味のある話題には参加もしているが、なんとなくずれてたり、重たいテーマを投稿する御仁もいて、戸惑ったりためらうことも多々ある。

d0083265_16451523.jpg ライト(軽く)にいきましょうよ。
 最も多いタイプが、やたらと小難しい名前のワインを引き合いに、その原産地やぶどうの品種を得々と述べる、「こりに凝る」タイプ。フランスやイタリアの醸造所で飲んできたワイン(日本で手に入らない)の紹介をするチョックラ優越感タイプ。(参考にはなるけどフォーラムとしては・・・)
ネットで<ボルドーワイン>を検索すれば、約15万件ほどの情報がある。
 たとえば、左の写真。
シャトー・ラフィット・ロートシルト(赤)
1993年 フランス ボルドー産だ。
1本37800円である。飲んだことない。(飲みたい・・・)
飲んだこと無くてもウンチクは語れる
30分ほどネットサーフィンすれば、田崎ソムリエ並の解説は容易だ。


 フランス Bordeaux(ボルドー)はジロンド河沿いのメドック地区の格付けシャトー
「シャトー・ラフィット・ロートシルト」のヴィンテージワインである。1855年メドック格付け第1級葡萄品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン 70%、メルロー 15%、 カベルネフラン 13%・・・「シャトー・ラトゥール」や「シャトー・アルゴー」とともに、フランス高級ワインの代表格である。年間21000本しか生産されない限定品だ。

 
 てな具合だ。コメントするほうも疲れるし、読むほうもしらける。
上のコメントを写真や能書きで膨らまそうと思えばいくらでもできる、ネット検索で継接ぎして行けばいいだけだ。しかしそれは単にマスターベーションしてるようなもので、自分のイメージの世界に埋没して貧しいエクスタシィーを感じているだけ。現実逃避のブラックホールの世界だ。巻き込まれるのはごめんだ。

 こんな塩梅(あんばい)で、3日に1回ワインフォーラムのお誘いがあるが、今のところ「オッ!」と身を乗り出すほどのフォーラムには、残念ながら出会っていない。
 どうも日本人の悪い癖で、なにかにつけて選別したがる。凝り性なんだなあ~・・・でそのために手段を選ばない、一直線になってしまう。米はコシヒカリ、日本酒は吟醸、焼酎は・・・それを認めない人は、素人だ、語る資格が無い、等々尖がってしまう。

 「赤道をくぐってくるワインは、防腐剤が多くて人間の飲むものじゃない。」とかおっしゃる“ワイン通”のお方もいるが、我が家では毎年「ボジョレーヌーボー」は船便で取り寄せている。人間として税金も払ってるし、ワインでお腹を壊したこともない。

 ワインの副木箱のように、1本1000円~3000円程度のお手軽ワインの中に、自分好みの1本を探し出して大はしゃぎする程度が、私には合っている。

 ボルドーのシャトーもブルゴニューもイタリアンもカリフォルニアもすべて理解して、手近なワインを楽しむ、これが自然。ワインだけが人生じゃない。

by mahalotakashi | 2007-03-12 17:00 | mahalo@食卓