満中陰・忌明け                2006年12月9日

 妻の存在の原点、11月5日に亡くなった義母の満中陰法要に伺った。

本来四拾九日に執り行うのが慣例だが、年末で忙しい時期でもあり
5七日(ごなのか)すなわち35日目の本日にずらせた、特に問題は無いと、お勤めをお願いしている住職からも了解をいただいたそうだ。

 朝から冷たい小ぬか雨の降る中、布引山麓の妻の実家に身内が集まった。 (妻の兄姉妹は一男三女、妻が末っ子だ)

それぞれの連れ合いと、義姉の娘とその子供二人、それに私達の息子夫婦と孫娘二人に娘と総勢16人の法要だ。

 告別式の時のような強烈な悲しみは、それぞれの表情からは薄れていた。
読経中に奥の部屋で遊ばせていた三歳の孫娘の『メリークリスマス!!』 の叫び声に少々慌てたが、これも供養か、義母もきっと喜んでいるだろう・・・

 
 無事法要を終え、義母を偲んで昼食会を、と言うわけで一同三宮まで繰り出した、長男は研修会出席のため、孫娘達はインフルエンザの予防接種のため、食事会には出なかった。


 向かった先は、神戸旧居留地にある北京料理の老舗 第一楼 だ。
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 妻の実家の贔屓(ひいき)の店だ、年に2~3回はこのレストランに集う。
 亡くなった義母とも何度か訪れた、そんな時子供達や孫、ひ孫に囲まれて眼を細め、和やかに微笑んでいたのを今でもハッキリ思い出す。
この場所に一緒にいないのが不思議に感じる、すぐ隣に座っているような感覚を覚える。


d0083265_190324.jpg円卓を囲み、賑やかにお喋りする娘達や、孫曾孫の走りまわる姿を嬉しそうに眺めていた義母、時折私の方を向いては眼で話しかけてくれる、もちろん普通の会話は当然するが、席が離れている時などは、必ず優しい眼で話しかけてくれたものだ。
3人の娘婿の中で最も義母を悩ませ心労をかけた、無鉄砲な馬鹿息子の私にだ・・・


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今年五月義母の誕生祝いに、脚がかなり弱っていたが、義兄と二人で抱きかかえて私の車でこの第一楼まで連れてきた。思えばそれが義母の最後のお出かけ、外食だった。連れてきて良かった、と今でも思う。
そんな義母がいつでも美味しそうに口に運んでいたのが、
ふかひれスープだった。
 今日のふかひれスープは特別に旨かった。


 
 1年と1ヶ月の短い期間に相次いで二人の母を見送った。

 自宅へ帰る車の中、妻も私も無口だった、「二人とも天涯孤独の親なし子になったなあ」と冗談を言おうと思ったが、妻の横顔を見て・・やめた。

by mahalotakashi | 2006-12-09 22:43 | mahalo@西宮