関西弁の猫でんねん (ボス黒流との遭遇)
子供のころ自宅ではいつも3~5匹の猫と、1~2頭の
大型犬(シェパード等)を飼っていた。
母親が無類の動物好きで、その影響か・・今でも
テレビの動物番組は時間の許す限り欠かさず観賞する。
なんとなく、動物の気持ちは理解できる。
それでは、本日のニャンコ達を紹介しましょう。
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「おでかけでっか?寒なりましたなあ、風邪ひかんように、気つけなはれや」
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「生ゴミ漁ってるんやないで、エサくれた人がおったから、いただいてるだけや」
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「人間は立ち入り禁止やで、見えない?四角に日の当たってる左下に座ってるの見えへんか?望遠つきのカメラでも買うてもらいや、盛大稼いでからに」
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「大将!大将!停まった直後の車の下、極楽でっせ。一緒にもぐってみなはれ・・ぬくいで~、エッ会社へ行くから無理・・勝手にしなはれ」
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「おっさん、おっさん!真っ暗な夜に黒猫の写真撮ってどうすんねん!雪の上に塩まいて撮るようなもんやで、だいぶ頭わるいなあ~この人間のおっさん・・・朝おいで、朝・・、逃げへんから」
(ほっとけ!!)
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なんと! 翌朝、奇跡がおきました!! 昨夜の黒猫が約束通り、
私の前に現れたのです、本当に! 感動です!
まったく怖がる様子もなく、私に擦り寄ってきました。
夢中でシャッター押しました。
それでは、奇跡のドキュメントをどうぞ。
『おはようさん、約束通りきてやったで、思う存分撮りなはれ、オレこの辺のボスで黒流(くろながれ)て呼ばれてるねん、心配せんでもギャラ(餌)くれなんて言わへんから・・』
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『これくらい近づいたら、ええんか?しっかり撮りや・・』
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『どや?これくらいで・・近づきすぎやて、贅沢なこと言いいよるなあ、おっさん大体セコイで、そんな携帯カメラで、ノラ猫の生態撮ろうなんて。一眼レフのカメラでも用意したらどうや』
『それも10倍望遠くらいつけて、・・エエ!そこまで凝りたくない、てか・・猫専のブロガー聞いたら怒りよるで、ほんまに』
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『しょうがないおっさんやな~ そしたら、携帯カメラに合わせた位置で、よっこらしょ!』
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『決めは、こんなポーズでどや!!』
『おっさん、そやけど黒猫一回撮ったら、次の猫が黒やったら見分けがつかんから困るんちゃうか?明日の朝、黒の子猫は紹介してやるけどな・・・』
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『しっかり撮れたか?ほんなら行くで・・アッ!それからオレの仲間が集まるポイントはNo.3とNo.4の親子猫が座ってた玄関先や、皆にも伝えとくから、ガンバリヤ!!』
(彼のこの太く流れるような尻尾を見て、黒流と名づけた)
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感動した・・その場にしばらく立ち尽くした・・・・
お蔭で会社に着いたら、何年ぶりかの遅刻であった。
なんとかなるもんだなあ、愛情を持って接していけば心が通じる・・か。
by mahalotakashi | 2006-12-05 21:54 | mahalo@夢旅