夢の食卓      おさかな官僚 上田勝彦

                   Table of Dreams ~夢の食卓~

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 都内の大型デパートの催事場。一見、漁師のような姿で鮭を叩き売りする人がいた。上田勝彦。Tシャツにジャージ、白い長靴、鉢巻タオルが彼のトレードマーク。

 彼の勤務地は、霞ヶ関。なんと、水産庁に籍を置くれっきとした役人。幼い頃から釣り好きで、釣っては自ら包丁を握って料理する毎日を送ってきた。大学も、水産学部に入学。在学中はシイラ漁船に乗り込み、ほとんど漁師生活。漁協に勤めるか漁師になるか、進路に迷っていた頃、仲間の漁師からこう言われる。
 「大学まで行ったんだから、中央にわしらの声を伝えてこい…」

 その声に押されて、試験を受けてみたら、なんと一発合格! 全く選択肢になかった国家公務員になった。
 現在上田は、与えられた公務だけでは飽き足らず、週末や有給休暇を利用して自発的に“魚食”を普及させる活動に力を注いでいる。
 「魚と日本人の開いた距離を縮めたい!」
 「子供の魚嫌いを減らしたい!」
 1年365日、全国を回遊し続ける型破りな官僚の夢の食卓を追った。







by mahalotakashi | 2012-10-31 21:21 | mahalo@食卓