ロンドン(英国)の料理って、本当に不味いの? 

【本日のレストランガイドはお休みです】

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   ロンドンオリンピック


 2012年7月27日(金)(現地時間)、夏季オリンピックとしては節目の第30回大会となるロンドンオリンピックが、いよいよ開幕します。

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 今回のロンドン大会には、約300名の日本人選手が出場するそうです。ロンドンに行くことはできなくても、facebookやtwitterなどのSNS、ブログなどを通して、日本から選手たちに応援メッセージを届けることはできます。 そのひと言やメッセージが、選手たちの力となり、日本に勇気と感動を与えてくれることを期待して、イボイノシシも気合を入れて応援したいと思っています。



 イギリスグルメの薀蓄(うんちく)

 実はイボイノシシは訪英したことはありません(娘ucoはイギリス旅行を経験していますが・・)
今回はネットサーフでイギリスのグルメ事情を探ってみました、正確な情報ではありませんが、何かの参考にはなるかも知れませんので、気軽にお付き合いください。


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      アフタヌーンティー

 イギリス料理とは、イングランド料理、北アイルランド料理、スコットランド料理、ウェールズ料理に分けられ、また、これから派生したものにアングロ・インド料理があります。


       イギリス料理は「不味い」というイメージ

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       ローストビーフとヨークシャー・プディング  (イギリスの伝統的な日曜日の午餐)

 一般的な見解としてイギリス料理は、フランス料理やイタリア料理などと比べ料理の種類が少なく、食材や調理法の多様性も貧弱だと言われます(英語の料理用語はフランス語などからの借用が多いことも事実です)。


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       フィッシュ・アンド・チップス - 一般的なイギリスのテイクアウェイ

 イギリス料理は世界的に「不味い料理」というイメージが定着しています、当のイギリス人たちでさえ食事の不味さをジョークとして自虐的に口にするほどです。


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       イングリッシュ・ブレックファストの一例

 大体において、「どこそこの国の料理は不味い」といっても、その国の食習慣に外国人が馴染めないだけであって、その国の人にとっては美味しい料理であるという場合が多いものです。
 しかし「イギリス料理が不味い」というのは、そのような事とは意味合いが本質的に異なります。イギリス料理が不味いのは、イギリス人自身が認める所なのであります。(笑)



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       イギリスの伝統的なクリスマスの午餐

 他国の料理をけなすのは、その国の文化を差別するという考えがありますが、そもそもイギリスには美食文化が存在しなかったのであり、それを理解しない事は、ある意味、イギリス文化に対しての無理解であるとも言えます。
 イギリス人は料理には無関心なのが伝統であり、料理に関心をもつ他国の習慣をむしろ侮蔑し、「料理なんてものに大切な時間や神経を浪費するなんてばかばかしい」と発言するイギリス人もいるのが事実です。



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 なぜこれほどにまで不味いと言われるのかというと、野菜は本来の食感がわからなくなるほど茹でる、油で食材が黒くなるまで揚げるなどといったイギリスでよく行われる食材本来の味を残さないほど加熱する調理法が他国人には好まれないからだと思われます。


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 しかも食べる人の好みに応じて塩や酢などで味付けされることを前提としているため、調理の段階で味付けらしい味付けはされないことも多く、不慣れな旅行者は味のない料理に困惑することになります。
 実際、現在においてもイギリスのレストランの多くにおいては、高級店であっても、塩や酢などの調味料がテーブルに並び「客が好みで味付けすべし」という状態であり、他国では考えられない状態が普通です。



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 結果としてイギリス料理で美味しく食べられるものは、せいぜいローストビーフやステーキ程度という評判が定着してしまいました。

 このような状況になったのは、かつてのイギリス貴族が、日曜日には牛を一頭屠ってローストビーフやステーキを食べるという習慣があった事も原因だと言われます。一頭分の牛肉は1日で食べきれるものではないため、平日の食事では日曜日に残った肉をそのまま、あるいは再び調理しなおして食べる事になります。

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 また残り物の肉を食べる場合も、食べる人が好みで味付けする場合が多く、結果として日曜日に食べるローストビーフ以外は、冷たい肉か、あるいは火を通しすぎた肉を食べ、また個人が好みで味付けするのが当然という食習慣が成立してしまった訳です。

 このような日曜日に大食をするのが贅沢という習慣は、フランスやイタリアなどでも見られましたが、やがて美食が贅沢という方向に移っていきました。イギリスでは美食が贅沢という習慣すら成立しなかったのですね。


 【注】 なお、この記事は英国及び英国人に対する誹謗中傷や侮蔑ではなく、あくまでもネット上で無作為に抽出した一般論及び、管理人個人の主観による、独断的な記述であることをご理解願います。





by mahalotakashi | 2012-07-26 12:12 | mahalo@食卓