夢の食卓   「殺陣師範・詩子さんの食卓」

                    Table of Dreams  夢の食卓

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「殺陣(たて)」と呼ばれる世界がある。時代劇に出てくる、刀を使った立ち回りのことだ。この男くさい世界に、人生をささげる一人の女性がいる。多加野詩子さん(45)。全国でも珍しい女性の殺陣師範だ。

彼女が拠点とするのは、これまで「WASABI」「カムイ外伝」「花のあと」など数多くの映画やテレビ番組の格闘場面を手掛けてきた名門、高瀬道場。詩子さんはこの道場の代表を努める傍ら、自らも子どもや女性に殺陣を指導し、目まぐるしい日々を送っている。日頃、厳しく己を磨く彼女が大切にしているのは、3つの楽しい食卓だ。

チャンバラ映画を見ながら、“家族と囲む食卓”。
週に一度の息抜きの場となる、“お隣さんとの食卓”。
そして、激しい稽古後に大人数で囲む、“道場生全員との食卓”。

詩子さんは稽古が終わると私服に着替え、近所の商店街で大量の肉と野菜を買い込む。家族と道場生のために、栄養満点の食事を準備するのだ。仲間が集まった食卓はやがて笑いに包まれる。だが、その楽しい雰囲気はひとりでにできるものではなかった。「“殺陣”は相手とコミュニケーションが取れないとできない。“食卓”を囲むのも一人ではできない。」そう語る詩子さんの食卓には、“食卓がうんと楽しくなる”ヒントがあふれていた。







by mahalotakashi | 2011-11-24 21:21 | mahalo@食卓