夢の食卓   京都 あじき路地

          Table of Dreams 夢の食卓


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京都の二大花街、祇園と宮川町に挟まれた場所「あじき路地」。長さ50メートルほどの小さな路地に築100年の町家が12軒連なり、長屋となっている。

この路地の大家は熊倉弘子さん。大家の熊倉さんは住人から「お母さん」と呼ばれ、住人のことを「長男」、「長女」と呼び、我が子同然に見守っている。ここには昔ながらの大家と店子の絆が残っているのだ。

ここの住人のほとんどは、モノづくりをしている若いアーティストたち。実は熊倉さんは若い頃、アクセサリーデザイナーだった。しかし結婚と同時にその道を諦めたため、自分がかなえられなかった夢を若者たちに託し、応援しているのだ。現在は6男4女、大家族の「あじき路地」。

9月、「あじき路地」に住んで8年目の長女の押野敬子さんは、ここから巣立って行く。押野さんがここで暮らす最後の日、兄弟、姉妹たちが一軒の家に集まり送別会が開かれた。かつて卒業していった長男や次男も顔を出し、テーブルには熊倉さんの手料理が並ぶ。大家族の食卓は不思議な絆で結ばれていた。







by mahalotakashi | 2011-10-27 21:21 | mahalo@食卓